パクリの言い換え語のおすすめは?ビジネスやカジュアルに使える類義語のまとめ!
本記事では、「パクリ」の言い換え語・同義語(類義語)を解説します。
- ビジネスで使えるきっちりした類語
- 友達同士でカジュアルで使える類語
に分けていくつかのアイデアをまとめました。
また、カタカナ・英語でかっこよく言い換えたい場合のワードもいくつか紹介します。
実際に使われているワードばかりです。ぜひ参考にしてください。
「パクリ」とは? そもそもどんな意味か?
まずは「パクリ」とはどんな意味なのかをおさらいします。
すでに意味をご存知の方は、次の項目まで飛ばしていただき大丈夫です。
意味
まず意味は以下のとおりです。
盗作や盗品などを指す語。
—
金銭や手形を騙しとること。作品や製品を盗作、剽窃すること。
—
誰かのアイディアなどを無断で盗んで真似ること。
意味を全て見る
- 悪質な模造・複製など、盗用の疑いのあるもの。
- 自分独自で考えたものではなく、他人の考えや作品を盗むこと。
例文
つづいて、「パクリ」を用いた例文を紹介します。
誰かの作品やアイディアを勝手に盗んで自分のアイディアにするようなパクリは決して許されない。
この作文のこの部分、もしかしたらパクり? オリジナルとはいえないかも。
例文を全て見る
- 今回の課題はレポートです。くれぐれも、他の書物からパクらないように。引用した場合は、参考文献に明示すること。
- 彼は私の作品を見て「パクリだ」と訴えているが、それは単なる負け惜しみだ。
- 今も流行っている曲のサビは、20年前に流行った曲のパクリだ。
- 人のものを借りたままパクリ、返すことなく悪びれもないことをする。
- 私が作った手芸の作品デザインを同級生にパクられて、ほぼ同じものを作られてしまった。
- このドラマの筋書きは、過去のドラマのパクリと疑われても仕方がないほど似ている。
- このエンブレムは決してパクリではありません。創業者の考案したデザインが偶発的に似てしまっただけです。
注意点(違和感のある、または失礼な使い方)
この言葉を使ううえでの注意点は以下のとおりです。違和感のある使い方にならぬよう注意しましょう。
オリジナル作品をそのまま流用していることに使う。
—
盗作や盗品などを指す語。不正な模倣品。パクリ=盗む
—
悪いことを示していますが、いわゆる若者言葉だという気がします。
注意点を全て見る
- 大きな口で食べることについても使う。
- 他人の作品だと分からないようにこっそり自分のものにすることなので、曲をそのまま歌い変えたらパクリではなく「カバー」です。敬愛を込めて映画の一部を引用した場合もパクリとは言わず「オマージュ」と言います。
- 意識して悪い事をする時につかう。
- ビジネスの場面などでは使用すると明らかにそぐわず、くだけすぎる表現である。
- 「モナリザの絵は、しばしばパクリと思われるアニメや漫画に使われる」と言えば、パクリと言う表現は、正しくは、パロデイと表現されるべきです。パクリは物まねですが、パロデイは漫画やイラスト、アニメで原画をデフォルメしておもしろ可笑しく表現されるので、物マネとは違います。
ビジネスで使える丁寧な「パクリ」の言い換え語のおすすめ
ビジネスで使えるフォーマルな言い換え語を紹介します。
それぞれ見ていきます。
盗用
まずは、盗用です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
ぬすんで使うこと。他人のものをこっそり使うこと。デザイン盗用。自分以外の人の考えを自分のもののように見せかけること。
盗作
2つ目は、盗作です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
他人の作品を自分の作品として使うことを意味する。自分が描いた絵を他人がさも自分で描いたかのようにして世の中に出すときなど。
模倣
3つ目は、模倣です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
他の誰かの行動をコピーする事。アレンジを加えず全く同じようにすることで、新しい事ではなく模倣という行為になる。
二番煎じ
4つ目は、二番煎じです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
前にあったことの模倣で新鮮味がないことを指す。過去に売れた作品に酷似した作品に対して使う。
焼き直し
5つ目は、焼き直しです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
基礎部分やベースとなるアイディアは一緒で、体裁を変えたような物事を表します。物語の作風が同じであったり、既視感のある場合などに適しています。
オマージュ
6つ目は、オマージュです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
尊敬する人に対して尊敬の念を表し、真似をして似たようなものを作るときに使ったり、作品をわざと似せたりする事。
剽窃(ひょうせつ)
7つ目は、剽窃(ひょうせつ)です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「あの文書の内容に過去の他人の文書の剽窃が散見される」と言えば、パクリという物まねのニュアンスとは、やや異なり、無断で他人の作品などを引用をすることを指します。文章、画面、ストーリー全てが、物マネではない場合に使える微妙な表現です。
「パクリ」のカジュアルな言い換え語のおすすめ
友達同士で使えるようなカジュアルな言い換え語のおすすめを紹介します。
模倣
まずは、模倣です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
自分で工夫して作り出すのでなく、既にできているものをまねることという意味合いの語で、ものまね、真似に対しておすすめ。
複製
カジュアルの2つ目は、複製です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
著作物を印刷、写真、複写、録音、録画その他の方法により、有形的に再製することという意味で用いられるおすすめの語。
盗まれた
つづいて、盗まれたです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「パクリ」よりはやや柔らかい印象ですが、非難の意図を強めに感じます。日常の場面で非難の意味を強くして使いたい場面におすすめです。
真似
4つ目は、真似です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「パクリ」よりも「真似」のほうが、やや優しいニュアンスで攻撃性がありません。はっきりパクリだと断言できない時やオブラートに包みたいときにおすすめです。
泥棒
5つ目は、泥棒です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
人のものを盗む、という意味合いから単刀直入に、相手のことを名指しする場合に、泥棒と批判する場合もあります。
モノマネ
6つ目は、モノマネです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
人や動物の声や仕草などを真似ることを意味する。芸能人の真似をして人を笑わせる時など。
パロディ
7つ目は、パロディです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
他者によって創作された文学や音楽、美術、演説などを模倣した作品、あるいは作り替える行為そのものを指す。 定義は幅広く、ユーモアや皮肉などの付加が必須なものから、それらが全くないものまで含む。
インスパイア
8つ目は、インスパイアです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
物まねというニュアンスと似てはいますが、他人の作品に感化、触発されたという、物まねとは微妙に違うニュアンスです。物まねと断定しにくい場合に使えます。
イミテーション
9つ目は、イミテーションです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「君の作品は先生の作品のイミテーションだ」と言えば、パクリ(物まね)というニュアンスもありますが、師匠の手本をなぞらえたという捉え方もあります。あまり良い意味ではないですが、師匠の弟子の作品を評価する場合に使えます。
借用
10個目は、借用です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
他人のもの借りて使ったり、使うために借りることを指す。
「パクリ」の横文字・カタカナ英語の言い換え語のおすすめ
最後は横文字・カタカナ英語での言い換え語を紹介します。
こちらはリストのみとなります。
- リメイク
- コピー
- オマージュ
- パロディ
- ダミー
- フェイク
- steal
- rob
- dummy
- thieve
かっこよく表現したい際、参考にしてください。
まとめ
以上が「パクリ」の言い換え語のおすすめでした。
さまざまな言葉があることがわかりますね。
基本的な意味は同じでも微妙にニュアンスが違ったりもするため、TPOに合わせて言い換え語を使い分けていきましょう。
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