本記事では、敷衍の言い換え語・同義語(類義語)を解説します。
- ビジネスで使えるきっちりした類語
- 友達同士でカジュアルで使える類語
に分けていくつかのアイデアをまとめました。
また、カタカナ・英語でかっこよく言い換えたい場合のワードもいくつか紹介します。
実際に使われているワードばかりです。ぜひ参考にしてください。
目次
「言い換えドットコム」は、さまざまな言葉のいいかえを紹介するサイトです。違う言葉に言い換えたいときや類義語・同義語を知りたいときに活用ください。
敷衍とは? そもそもどんな意味か?
まずは敷衍とはどんな意味なのかをおさらいします。
すでに意味をご存知の方は、次の項目まで飛ばしていただき大丈夫です。
意味
まず意味は以下のとおりです。
そもそもはこんな意味
表面的に物事を行うこと、または誠意を欠いた対応をすること
—
相手に対して十分な配慮や真剣さがない行動や言動
—
本音ではなく形式的な対応をすること
意味を全て見る
- 内容が薄く、相手を楽しませることができない受け答え
- 相手の期待に応えられないような無関心な態度
例文
つづいて、敷衍を用いた例文を紹介します。
彼の発言はいつも敷衍に過ぎて、信頼できない。
そのプレゼンは敷衍な内容で、聴衆を引き込む力がなかった。
例文を全て見る
- 彼女の回答は敷衍に聞こえ、真剣に考えているようには見えなかった。
- このプロジェクトに対する彼の関与は敷衍で、本気ではないように感じた。
- 敷衍な態度では、チームの士気が下がるばかりだ。
注意点(違和感のある、または失礼な使い方)
この言葉を使ううえでの注意点は以下のとおりです。違和感のある使い方にならぬよう注意しましょう。
こんな使い方に注意!
「敷衍」は、表面的な対応や無関心を示唆するため、相手に対して失礼な印象を与えることがあります。特に、相手が期待している場合には、注意が必要です。
—
この表現は、誠意や真剣さの欠如を指摘するため、使う場面には配慮が求められます。重要な議論やコミュニケーションの中では避けるべきかもしれません。
ビジネスで使える丁寧な敷衍の言い換え語のおすすめ
ビジネスで使えるフォーマルな言い換え語を紹介します。
それぞれ見ていきます。
形式的な対応
まずは、形式的な対応です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
使い方やニュアンスの違い
表面的なやり取りや無関心な姿勢を示す表現。敷衍が「誠意の欠如」を強調するのに対し、形式的な対応は「形だけの関与」を示します。
表面的なコミュニケーション
2つ目は、表面的なコミュニケーションです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
使い方やニュアンスの違い
相手に対して本音を隠したり、薄い内容でやり取りをすること。敷衍が「誠意の欠如」を強調するのに対し、表面的なコミュニケーションは「内容の希薄さ」を示します。
無関心な態度
3つ目は、無関心な態度です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
使い方やニュアンスの違い
相手の期待に応えられない、あるいは興味を持たない姿勢を示す表現。敷衍が「表面的な関与」を強調するのに対し、無関心な態度は「感情の欠如」を強調します。
消極的アプローチ
4つ目は、消極的アプローチです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
使い方やニュアンスの違い
十分な配慮や関与がないことを示す表現。敷衍が「軽視」を強調するのに対し、消極的アプローチは「無気力さ」を示します。
表面上の関与
5つ目は、表面上の関与です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
使い方やニュアンスの違い
実質的な関与がないことを示す表現。敷衍が「誠意の欠如」を強調するのに対し、表面上の関与は「形式的な参加」を示します。
あいまいな態度
6つ目は、あいまいな態度です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
使い方やニュアンスの違い
明確な意見や感情を示さず、流されるように対応すること。敷衍が「本音を隠す」を強調するのに対し、あいまいな態度は「確固たる意見の欠如」を強調します。
軽視した態度
7つ目は、軽視した態度です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
使い方やニュアンスの違い
相手や事象に対して真剣に取り組まず、軽く扱うこと。敷衍が「無関心」を強調するのに対し、軽視した態度は「重要性の認識不足」を示します。
不真面目な対応
8つ目は、不真面目な対応です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
使い方やニュアンスの違い
真剣さが欠けていることを示す表現。敷衍が「形式的な関与」を強調するのに対し、不真面目な対応は「責任感の欠如」を強調します。
一時的な関与
9つ目は、一時的な関与です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
使い方やニュアンスの違い
その場限りの参加や対応を示す表現。敷衍が「持続性の欠如」を強調するのに対し、一時的な関与は「真剣さの不足」を示します。
表面的な配慮
10個目は表面的な配慮です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
使い方やニュアンスの違い
心のこもった関与がないことを示す表現。敷衍が「本音を隠す」を強調するのに対し、表面的な配慮は「真剣さの欠如」を示します。
敷衍のカジュアルな言い換え語のおすすめ
友達同士で使えるようなカジュアルな言い換え語のおすすめを紹介します。
適当
まずは、適当です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
使い方やニュアンスの違い
あまり真剣に考えずに行うことを指すカジュアルな表現。敷衍が「誠意の欠如」を強調するのに対し、適当は「軽い感じでの対応」を示します。
いい加減
カジュアルの2つ目は、いい加減です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
使い方やニュアンスの違い
真剣さがなく、あまり気を使わないことを示すカジュアルな表現。敷衍が「表面的な関与」を強調するのに対し、いい加減は「無関心さ」を示します。
おざなり
つづいて、おざなりです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
使い方やニュアンスの違い
表面的で、十分な配慮がないことを指すカジュアルな表現。敷衍が「誠意の欠如」を強調するのに対し、おざなりは「内容の薄さ」を示します。
流し
4つ目は、流しです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
使い方やニュアンスの違い
軽く流してしまうことを示すカジュアルな表現。敷衍が「本音を隠す」を強調するのに対し、流しは「気軽に受け流すこと」を示します。
テキトー
5つ目は、テキトーです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
使い方やニュアンスの違い
あまり考えずに適当に行動することを示すカジュアルな表現。敷衍が「無関心」を強調するのに対し、テキトーは「軽い気持ちでの対応」を示します。
なんとなく
6つ目は、なんとなくです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
使い方やニュアンスの違い
特に考えずに行動することを示すカジュアルな表現。敷衍が「誠意の欠如」を強調するのに対し、なんとなくは「流されるように行動すること」を示します。
興味なし
7つ目は、興味なしです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
使い方やニュアンスの違い
関心を持たないことを示すカジュアルな表現。敷衍が「表面的な関与」を強調するのに対し、興味なしは「無関心」を示します。
軽いノリ
8つ目は、軽いノリです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
使い方やニュアンスの違い
深刻に考えずに軽く接することを示すカジュアルな表現。敷衍が「誠意の欠如」を強調するのに対し、軽いノリは「気楽な態度」を示します。
チョロい
9つ目は、チョロいです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
使い方やニュアンスの違い
簡単に軽視することを示すカジュアルな表現。敷衍が「本音を隠す」を強調するのに対し、チョロいは「軽く見積もること」を示します。
サラッと
10個目は、サラッとです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
使い方やニュアンスの違い
軽い感じで行うことを示すカジュアルな表現。敷衍が「誠意の欠如」を強調するのに対し、サラッとは「あっさりした対応」を示します。
敷衍の横文字・カタカナ英語の言い換え語のおすすめ
最後は横文字・カタカナ英語での言い換え語を紹介します。
こちらはリストのみとなります。
似ている横文字・英語表現
- フォーマル
- カジュアル
- スルー
- Superficial response(表面的な応答)
- Half-hearted approach(中途半端なアプローチ)
- Casual attitude(カジュアルな態度)
かっこよく表現したい際、参考にしてください。
まとめ
以上が敷衍の言い換え語のおすすめでした。
さまざまな言葉があることがわかりますね。
基本的な意味は同じでも微妙にニュアンスが違ったりもするため、TPOに合わせて言い換え語を使い分けていきましょう。
振り返り用リンク↓
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