本記事では、付和雷同の対義語(反対の意味となる言葉)を解説します。
- ビジネスで使えるきっちりした「対義語」
- 友達同士でカジュアルで使える「反対の意味の言葉」
に分けていくつかのアイデアをまとめました。
また、カタカナ・英語でかっこよく言い換えたい場合の対義語ワードもいくつか紹介します。
実際に使われているワードばかりです。ぜひ参考にしてください。
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付和雷同とは? そもそもどんな意味か?
まずは付和雷同とはどんな意味なのかをおさらいします。
すでに意味をご存知の方は、次の項目まで飛ばしていただき大丈夫です。
意味
まず意味は以下のとおりです。
自分の意見がなく他人の意見に同調すること。
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自分の考えがなく、周囲の様子や環境に合わせてあてもなく動く様
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自分の考えにしっかりしたものがなく、簡単に他人の意見に同調をすることです。
意味を全て見る
- 自分自身の考えがなく、周りに流されやすいことをいう。
- 自分の意見を持たずにあっち付かずこっち付かずになっている様子
- 自分の考えがなくて、むやみに他の人の意見に同調することです。
- 自分にしっかりとした考えがなく、むやみに他人の意見に同調すること。
- 自身にしっかりとした考えがなく同調することを示します
- 自分にしっかりした考えがなく、むやみに他人の意見に同調すること。安易に人の意見に合安易に人の意見に合わせる。盲目的に他人に同意する。他人の意見に流されがちな人。主体性がない。自分の意見がなく周りに流される。
- 一定の主義・主張がなく、他者に安易に賛成すること。
例文
つづいて、付和雷同を用いた例文を紹介します。
彼女のような付和雷同な態度をとる人には意見を求めても無駄だ。
彼女はずっと付和雷同だったが、管理職になった後は見事にリーダーシップを発揮している
例文を全て見る
- 彼は昔から深く考えず、すぐに誰かの話に付和雷同するので困ったものだ。
- 今付き合っている男性がいるが、付和雷同なタイプで将来を預けるにはとても心配だ。
- 自分の意見を求められる時って絶対あるから、今のように付和雷同ばかりしていると困ることになるので自分自身を見つめ直した方がいいよ。
- 私の旦那は、実妹の意見に付和雷同しがちで、自分の家庭の事情の事など考えていないので、私と子供たちがいつも困惑しています。
- 彼は上司の意見に付和雷同しかしないので、質問をしても意味がない。
- そんな時は付和雷同でも全く構わないと思います。協調性でその場の空気を保ちましょう
- 付和雷同することなく、独自の行き方を貫く主人公の生き方に共感する。
- 今年は、多数派に付和雷同するのではなく、きちんと自分の意見を主張していこうと思います。
注意点(違和感のある、または失礼な使い方)
この言葉を使ううえでの注意点は以下のとおりです。違和感のある使い方にならぬよう注意しましょう。
ネガティブなニュアンスで使われることが多いため、ポジティブに使うと違和感がある。
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付和雷同は基本的にネガティブな意味合いで使われており、相手の積極性や主体性の低さを暗に批判するニュアンスが強めです。
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付和雷同は、自分の考えにしっかりしたものがなく、簡単に他人の意見に同調をすることで使われることが多いため、独立独歩など自分の考えがしっかりしている意味での使い方は違和感があります。
注意点を全て見る
- やや硬い表現かつ日常であまり使わないので、ある程度フォーマルな場で使うのがオススメ。
- 付和雷同は良い意味ではほとんど使われないです。波風を立たせない為に人の意見に同調しているかもしれなくても周囲の目は厳しいです。付和雷同と見なします。
- 「付和雷同」とは、良い意味での他人の意見に同調する、と言う意味ではなく、優柔不断や自分の意見がない、と言うどちらかと言うと、悪い意味で使う言葉ですので、協調性があるような意味で使うときは、この言葉は不向きになります。
- 他者の意見に同調する人に対し手使用しますので、主体性がある場合使用すると違和感があります。
- どちらかと言えば好ましい意味合いで用いられるため、ニュアンスの違いで言い換えは必要です
- ネガティブな意味で使われることがほとんどである。意見があるのに強い者、権力がある者の意見に従わざるを得ない、進んで従う場合は付和雷同ではない。
- 「自分がない」「他者にすぐ流される」など、あまり良いイメージがない言葉なので、他者の評価に使う場合は、相手を傷つけていないか配慮することが、注意点です。
ビジネスで使える丁寧な付和雷同の対義語・反対語のおすすめ
ビジネスで使えるフォーマルな対義語を紹介します。
それぞれ見ていきます。
初志貫徹
まずは、初志貫徹です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
最初に決めた考えやルール、目的を最後まで貫くというニュアンスが強い。どのような場面でも使っていける。
独立独歩
2つ目は、独立独歩です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
元の自分の考えがしっかりしてないことに対して、他に頼ることもしないで、自分が信じることを実行する部分が違います。独り立ちするときに、他人をあてにしないで、自分だけで生きていける時におすすめです。
志操堅固
3つ目は、志操堅固です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
自分の意見がなく周りに流されるという意味に対しての反義語です。思想や主義などを一貫して守り、変えようとしないというニュアンスの違いがあります。しっかりした人物のことをあらわすような場面で使い勝手よいです。
和而不同
4つ目は、和而不同です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
盲目的に他人に同意するという意味に対しての反義語です。他人と協力することはあっても、むやみやたらに態度や意見を同じくしないというニュアンスの違いがあります。人と態度や意見を同じくしないような場面で使い勝手が良いです。
首尾一貫
5つ目は、首尾一貫です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
元のワードの「一定の主張がない」という意味に対しての反義語です。元のワードは「自分軸がない」というマイナスのニュアンスで、対義語は「自分軸がしっかりしている」という前向きなニュアンスがあります。スピーチをする場面で使い勝手が良いです。
主体性がある
6つ目は、主体性があるです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
元のワードの「受動的で、自分の意見がない」という意味に対しての反義語です。元のワードの方が四字熟語で、言い換え語よりも文語的なニュアンスが強いです。言い換え語は社内での会話で使い勝手が良いです。
頑固一徹
7つ目は、頑固一徹です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
付和雷同は、他人の意見に同調するというニュアンスがある。頑固一徹は、頑なに自分の意見を持つニュアンスがある。
信念がある
8つ目は、信念があるです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
周囲の環境や意見に流されない様子を言い表します。状況に一喜一憂せずにリーダーシップを組織内で発揮する等、ポジティブな様子に適したフレーズです。
計画的
9つ目は、計画的です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
世間の雰囲気や他人の動向に流されず、予め決められた通り、コツコツとプロジェクトの進行を遂行する、そんな場合に適した対義語です。
終始一貫
10個目は終始一貫です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
この対義語は、元の言葉の優柔不断や曖昧な意志で物事に挑んでいると言う意味に対しの反義語になります。また、終始一貫と言う言葉は、最初から最後まで、自分自身の考えで挑むと言う場面で使い勝手が良いです。
付和雷同のカジュアルな対義語・反対語のおすすめ
友達同士で使えるようなカジュアルな対義語のおすすめを紹介します。
ブレない
まずは、ブレないです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
友達や同僚の意見や動きに影響されず、やり遂げたい活動を黙々と進める、そんなニュアンスが感じさせるフレーズです。
和して同ぜず
カジュアルの2つ目は、和して同ぜずです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
協調するべきところは同調するが、主体性は外しませんという素晴らしい姿勢を表しています。表現は古風な印象なのでビジネスシーンで使ういうよりは日常向きです。
他の人に流されない
つづいて、他の人に流されないです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
元のワードの「よく考えずに、他者の意見に従ってしまう」という意味の反義語になります。元のワードよりも言い換え語の方が、口語的でカジュアルです。友人との雑談時に使い勝手が良いです。
人は人、自分は自分
4つ目は、人は人、自分は自分です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
元の言葉の優柔不断と言う意味に対しての反義語となります。反対にした場合のニュアンスは、他人の意見や環境を自分の状況と比べず、人生を歩んでいくというような場面で使い勝手が良いです。
協調性がない
5つ目は、協調性がないです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
付和雷同は、他人の意見に同調するというニュアンスがある。協調性がないは、他人にあわせることができないというニュアンスがある。和に合わせられないネガティブな側面を強調する表現。
独り立ち
6つ目は、独り立ちです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
主体性がないという意味に対しての反義語です。他人から力を借りなくても逞しく生きるというニュアンスの違いがあります。親の力を借りずとも自分の力で立って歩こうとする子供や、上司がいなくても稼ぐため行動する人を指す場面で使い勝手が良いです。主に、自分の力を信じて前向きに生きていく行動を意味する言葉です。
こだわる
7つ目は、こだわるです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
世間の雰囲気や社会の流行の影響を受けず、自分独自の価値基準に従って行動、決断するニュアンスです。
頼もしさや一貫性を感じさせる姿ではありますが、一方で融通が利かない、周囲との歩調が合わない等のネガティブな印象も若干感じさせます。
自立性
8つ目は、自立性です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
付和雷同は他者の意見に影響を受けているニュアンスがありますが、自立性は他者からの影響を受けず、自分の意志で行動しているニュアンスがあります。
自ら考えることができるポジティブな意味で使用するのがおすすめです。
我が道をいく
9つ目は、我が道をいくです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
人や世間の流行に惑わされず、自分の信じる道を突き進むニュアンス。流されないことを強調した反義語。
マイペース
10個目は、マイペースです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
人に言われてペースを変えるというニュアンスに対する反義語。自分のペースで着実に進むというニュアンスを強調できる。
付和雷同の横文字・カタカナ英語の対義語のおすすめ
最後は横文字・カタカナ英語での対義語を紹介します。
こちらはリストのみとなります。
- ステュボーン
- マイペース
- インディペンデンス
- stubborn
- walk the walk
- Carrying out original intention
- give one’s views
かっこよく表現したい際、参考にしてください。
まとめ
以上が付和雷同の対義語のおすすめでした。
さまざまな言葉があることがわかりますね。
基本的な意味は同じでも、反対にした際、微妙にニュアンスが違ったりもするため、TPOに合わせて対義語を使い分けていきましょう。
振り返り用リンク↓
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