本記事では、饒舌の対義語(反対の意味となる言葉)を解説します。
- ビジネスで使えるきっちりした「対義語」
- 友達同士でカジュアルで使える「反対の意味の言葉」
に分けていくつかのアイデアをまとめました。
また、カタカナ・英語でかっこよく言い換えたい場合の対義語ワードもいくつか紹介します。
実際に使われているワードばかりです。ぜひ参考にしてください。
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饒舌とは? そもそもどんな意味か?
まずは饒舌とはどんな意味なのかをおさらいします。
すでに意味をご存知の方は、次の項目まで飛ばしていただき大丈夫です。
意味
まず意味は以下のとおりです。
やたらにしゃべることやその様子。おしゃべり
—
口数多くしゃべることややたらしゃべる様子。
—
話す速さが速く、たくさん喋るという意味。
意味を全て見る
- 何でもペラペラと話し、話が止まらない様子。
- 口数が多くて、くどくしゃべることやおしゃべりなことです。
- しつこさを感じる程、お喋りな様子
- 口が軽く滑らかによく喋る様子を表しています。
- 言葉数が多く、おしゃべりなことです
- 言葉に関する語彙力が豊富で、それを場面に合わせて自由に表現できること
- 良くしゃべること。おしゃべり。
例文
つづいて、饒舌を用いた例文を紹介します。
話好きなのはいいけれど、饒舌までいくとマイナスの印象を与えてしまうので、気をつけてね。
人は嘘をついているときは饒舌になると聞いたことがあるが、彼はずっと饒舌だ。
例文を全て見る
- 人と話す時に饒舌であることは悪いことではないが、相手に話す隙を与えないのは良くない。
- 饒舌な彼は、営業マンに向いています。彼の営業トークのおかげで売り上げが伸びました。
- 私の母と姉はとても饒舌で、話しているといつまで経っても終わらない。
- 彼女は明るくて優しいタイプだが、饒舌過ぎるところが玉にキズである
- 久しぶりに古い友人に会ったんだけれど、彼の饒舌っぷりは相変わらずだった。
- 彼があまりにも饒舌なので、こちらが圧倒されるばかりですした。
- 冬寒い小屋の中で彼は真紅のワインを片手に、自分の身の上話を饒舌に語りだした。
- 彼はいつもはあまりしゃべらないが、お酒を飲むととても饒舌になる。
注意点(違和感のある、または失礼な使い方)
この言葉を使ううえでの注意点は以下のとおりです。違和感のある使い方にならぬよう注意しましょう。
基本的にいい意味では使われない。否定的な意味合いで使われる言葉なので、使用する際には注意が必要。
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やたらとしゃべることを意味しますので、無口な場合に使用すると違和感があります。
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一般的な言葉であり、カジュアル、フォーマル問わず使って問題ない。
注意点を全て見る
- 饒舌はおしゃべりというイメージがあり、単に「彼は饒舌です」というと、悪いイメージに捉えられる可能性もあります。
- 饒舌は、口数が多くて、くどくしゃべることやおしゃべりなことで使われることが多いため、口が重いという使い方は違和感があります。
- 饒舌は、しつこさを感じさせる位に口数が多いという意味で、いわゆるコミュニケーション能力の高さを褒める文脈には不向きです。
- よく喋ることは決して悪い事ではないのですが、どうしてもニュアンス的に無責任に言葉をばら撒いているというイメージになるので、元のワードもあまり良い印象を持たれない可能性があります。
- おしゃべりであることを示しますが、場合によってはチクチク言葉とも受け取られます
- 饒舌という言葉は、時によっては「お喋りである」或いは「口が軽い」という意味で捉えられかねない。それは、つまり不必要な発言までしてしまう、つまり「騒々しい」という悪い印象を与えかねないので用途には注意が必要である。
- ネガティブに使うことが多いため、褒め言葉に使うと違和感がある。
ビジネスで使える丁寧な饒舌の対義語・反対語のおすすめ
ビジネスで使えるフォーマルな対義語を紹介します。
それぞれ見ていきます。
寡黙
まずは、寡黙です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
たくさん話すという意味の反義語であり、性格として人と話すのを好まない、積極的行わないというニュアンスが強い。ビジネス問わず、どのような場面でも使っていける。
朴訥
2つ目は、朴訥です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
おしゃべりという意味に対しての反義語です。話し方がなめらかでないこと。飾り気がなく、口数が少ないことやその様子。口下手とニュアンスの違いがあります。性質や性格を指す場面で使い勝手が良いです。
無口
3つ目は、無口です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
饒舌は言葉をたくさん使うニュアンスですが、無口は言葉数が少ないニュアンスがあります。言葉数の少ない人やコミュニケーションを積極的にとらない場合に使用するのがおすすめです。
口重
4つ目は、口重です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
饒舌は口数が多く意見をっ積極的に表現するニュアンスがありますが、口重はあまりしゃべらないニュアンスがあります。控えめな性格や話し方を言う際に使用するのがおすすめです。
思慮深い
5つ目は、思慮深いです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
活発なコミュニケーションはあまり行わないが、その代わりに物事を丁寧に考えられるタイプやスタンスを表現できるフレーズです。
沈黙
6つ目は、沈黙です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
軽々しく言葉を発していない様子です。敢えて黙っている状況なので心の内は何を考えているか分かりません。
口数が少ない
7つ目は、口数が少ないです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
饒舌の口数が多いという意味に対する対義語になります。しゃべることが極端に少ないニュアンスになります。
謙虚
8つ目は、謙虚です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
話すタイミングや内容に関して、遠慮して気遣っている場合に使います。性格を紹介する際に、やんわりした静かさを持っている人だと伝えられます。
饒舌のカジュアルな対義語・反対語のおすすめ
友達同士で使えるようなカジュアルな対義語のおすすめを紹介します。
もの静か
まずは、もの静かです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
もの静かは元の饒舌に含まれる「口の軽さ」という意味に対しての反義語である。第三者、特に異性に対して自分の友人を紹介するとき等に用いると、誠実さが相手に伝わると考えられ使い勝手が良い。事実、この理由により日本人男性はフランス人やイタリア人に人気であると聞く。
口が重い
カジュアルの2つ目は、口が重いです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
饒舌のすらすらとしゃべるという意味の対義語になります。なかなか言葉が出てこないニュアンスになります。
不器用
つづいて、不器用です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
イメージによる言い換え言葉です。高倉健が残した劇中のセリフに起因しており、その場に適した言葉が出てこないという意味合いでもあります
黙々
4つ目は、黙々です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
饒舌はおしゃべりのニュアンスがありますが黙々は物事に寡黙に没頭している様子を指します。静かに集中している際に使用するのがおすすめです。
お口にチャック
5つ目は、お口にチャックです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
友達同士での軽いおふざけのノリの言い方です。ちょっと黙っていてと諭していますが、この言い方では効き目はありません。
舌足らず
6つ目は、舌足らずです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
饒舌は滑らかに言葉が出てくるが、逆に訥々としている場合は舌足らずと表現できる。うまく言葉が出てきていない場合などに使える言い換え。
饒舌の横文字・カタカナ英語の対義語のおすすめ
最後は横文字・カタカナ英語での対義語を紹介します。
こちらはリストのみとなります。
- シャイ
- サイレント
- クール
- ドライ
- quiet
- reticent
- slient
かっこよく表現したい際、参考にしてください。
まとめ
以上が饒舌の対義語のおすすめでした。
さまざまな言葉があることがわかりますね。
基本的な意味は同じでも、反対にした際、微妙にニュアンスが違ったりもするため、TPOに合わせて対義語を使い分けていきましょう。
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