本記事では、マイクロマネジメントの対義語(反対の意味となる言葉)を解説します。
- ビジネスで使えるきっちりした「対義語」
- 友達同士でカジュアルで使える「反対の意味の言葉」
に分けていくつかのアイデアをまとめました。
また、カタカナ・英語でかっこよく言い換えたい場合の対義語ワードもいくつか紹介します。
実際に使われているワードばかりです。ぜひ参考にしてください。
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マイクロマネジメントとは? そもそもどんな意味か?
まずはマイクロマネジメントとはどんな意味なのかをおさらいします。
すでに意味をご存知の方は、次の項目まで飛ばしていただき大丈夫です。
意味
まず意味は以下のとおりです。
上司や管理職が部下に対して必要以上に仕事の管理・干渉すること
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上司が部下の仕事について細かなところまで干渉することです
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上司やリーダーが部下や新人の行動を細かく管理し、過干渉すること。過干渉をすること。
意味を全て見る
- 組織やプロジェクトにおいて上司やリーダーが過度な指示やコントロールを行い部下の自主性を制限すること。
- 必要以上に細かな箇所まで、作業内容を管理する事
例文
つづいて、マイクロマネジメントを用いた例文を紹介します。
課長は部下のAさんに対して、マイクロマネジメントを行なっている。
部長から業務の進捗状況を頻繁に報告しろとしつこく言われて、マイクロマネジメントだよなと思った。
例文を全て見る
- 部下を思いすぎてマイクロマネジメントになるのは理解できるが、それでは部下は成長しない。
- マイクロマネジメントが増えているのは、さまざまな理由があります。
- うちの上司はマイクロマネジメントを実施していたので、新入社員がまったく育っていない。
- 教育熱心な管理職は、しばしば無意識的にマイクロマネジメントに陥りやすい
- あそこまで細かいと、マイクロマネジメントというよりは小姑と表現するべきではないか
注意点(違和感のある、または失礼な使い方)
この言葉を使ううえでの注意点は以下のとおりです。違和感のある使い方にならぬよう注意しましょう。
褒め言葉ではないので、とても面倒見が良くて信頼されている上司に対して使う言葉ではありません。必要以上に仕事の管理・干渉をされて嫌な気持ちになっている場合に使われる表現だと思います。
—
一般的な言葉とは言いづらく、ビジネスの場や会社などで使うのがオススメである。
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マイクロマネジメントを行うことで悪影響を及ぼす場合に使用しますので、単なる指導に使用すると違和感があります。
注意点を全て見る
- マイクロマネジメントは語感の良さから良い意味だと誤解される懸念があります。必要以上の干渉や管理、といった良くない意味合いが強い為、誤用に用心したいところです。
- 立場によって印象も異なる言葉のため、意味が成立しない場合があります
ビジネスで使える丁寧なマイクロマネジメントの対義語・反対語のおすすめ
ビジネスで使えるフォーマルな対義語を紹介します。
それぞれ見ていきます。
エンパワーメント
まずは、エンパワーメントです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
細かくかく管理し、過干渉することという意味に対しての反義語です。自ら立ち、自かく管理し、過干渉すること力つけるようにしてあげるというニュアンスの違いがあります。ことです。単なる権限委譲以上に自らのちからをつけるように支援していくという場面で使い勝手が良いです。
マクロマネジメント
2つ目は、マクロマネジメントです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「マイクロマネジメント」の上司が部下などの行動を細かく管理し、過剰に干渉するという意味に対しての対義語となります。対義語にした場合のニュアンスとしては、従業員のやり方に殆ど干渉しない上司です。従業員に自分のやり方で自律性を持って仕事をさせて、自分はあまり口を出さないような場面で使いやすい表現です。
個人主義
3つ目は、個人主義です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
協力やグループを組んだりせず、個人で動くという考え方のことを言う。一般的な言葉であり、どのような場面でも使っていける。
指導力不足
4つ目は、指導力不足です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
指導が実践出来ず、基本的な教育さえ出来ていない場合に適した表現です。マネージメント力が低い、という批判的な意図を強く含みます。
自己責任
5つ目は、自己責任です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
自身の度量で物事を行うことを示します。判断が個人に任されていることですが、立場のある人間が責任を放棄するような場面にも用いられます
自走
6つ目は、自走です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
細かく管理し、過干渉するという意味に対しての反義語です。他人からの指示がなくても自らの判断で行動を開始できるというニュアンスの違いがあります。言われたこと以上の目的を理解し、その目的を実現するために最適な方法を自ら見つけて活動、改善できる人を表す場面で使い勝手が良いです。
統括管理
7つ目は、統括管理です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
マイクロマネジメントは上司が権限を握ることで部下の主体性が損なわれるニュアンスがありますが、統括管理は大まかな計画に注力し細部は干渉しない意味があります。全体の指針に合った管理をする際使用するのがおすすめです。
部下主導
8つ目は、部下主導です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
マイクロマネジメントは上司が細部の権限を握ることで部下の自主性を損なうニュアンスがありますが、部下主導は上司が関与せず、部下が中心となって物事を進めるニュアンスがあります。
放任主義
9つ目は、放任主義です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
自由に選択させることを表します。自由度が高いこともそうですが、それに伴う責任も併せ持った言葉として用いられます
マイクロマネジメントのカジュアルな対義語・反対語のおすすめ
友達同士で使えるようなカジュアルな対義語のおすすめを紹介します。
運任せ
まずは、運任せです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
必要最低限の計算や準備さえもせず、とにかく運に任せて行動を起こす、そういったスタイルを形容するフレーズです。
好き放題
カジュアルの2つ目は、好き放題です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
管理されていない状態を表します。やりたい放題であることや好き勝手に振舞う様子から傍若無人であることも含みます
淡泊
つづいて、淡泊です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
性格や態度がさっぱりし、他者としつこく関わらないことをいう。一般的な言葉であり、どのような場面でも使っていける。
放し飼い
4つ目は、放し飼いです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
放牧状態であることを表します。転じて放任していることや自由を与えることを表してはいるものの、それが条件付きであることも含みます
マイクロマネジメントの横文字・カタカナ英語の対義語のおすすめ
最後は横文字・カタカナ英語での対義語を紹介します。
こちらはリストのみとなります。
- リーダーシップ
- エンパワーメント
- セルフサービス
- リベラリズム
- フリーダム
- サボタージュ
- empower
- empowerment
- noninterference
- a hands‐off policy
かっこよく表現したい際、参考にしてください。
まとめ
以上がマイクロマネジメントの対義語のおすすめでした。
さまざまな言葉があることがわかりますね。
基本的な意味は同じでも、反対にした際、微妙にニュアンスが違ったりもするため、TPOに合わせて対義語を使い分けていきましょう。
振り返り用リンク↓
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