本記事では、恣意的の対義語（反対の意味となる言葉）を解説します。
- ビジネスで使えるきっちりした「対義語」
- 友達同士でカジュアルで使える「反対の意味の言葉」
に分けていくつかのアイデアをまとめました。
また、カタカナ・英語でかっこよく言い換えたい場合の対義語ワードもいくつか紹介します。
実際に使われているワードばかりです。ぜひ参考にしてください。
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恣意的とは？ そもそもどんな意味か？
まずは恣意的とはどんな意味なのかをおさらいします。
すでに意味をご存知の方は、次の項目まで飛ばしていただき大丈夫です。
意味
まず意味は以下のとおりです。
他者を顧みず、自分勝手にふるまう様子。
—
意図がなく好き勝手に、という意味です
—
気ままで自分勝手。論理的な必然性がない。
意味を全て見る
- 自分勝手にふるまう様子や、作為的、場当たり的の意味で用いる。
- 勝手気ままな様子、思うがままに振る舞う様子。偶発的。
例文
つづいて、恣意的を用いた例文を紹介します。
あの上司は部下の評価を仕事の結果で判断せず、自分の好き嫌いで判断する恣意的なやつだ。
彼はスピーチで恣意的に言い間違いをして、話題となっている作品を貶めた。
例文を全て見る
- あの新聞社の世論調査は、恣意的なデータに基づいた調査だったので信用できない。
- 社長の恣意的な言動のせいで、いつも社員は振り回されて大変だ。
- 世論調査をするための対象となる家庭は、恣意的に選ばれるものになります。
- 彼の恣意的なスケジュール変更のために、まわりの人間は振り回された。
- シンプルなジャケットなので、恣意的に選んだパンツともよく合う。
- 彼の判断は恣意的なので、かえって会社の人に迷惑をかける結果となっている。
- 確かにそれは恣意的なものかもしれませんが、とはいえ問題なら無いとは言えません
- 恣意的な判断はやめてほしいな。もっと根拠を示してくれないと。
注意点（違和感のある、または失礼な使い方）
この言葉を使ううえでの注意点は以下のとおりです。違和感のある使い方にならぬよう注意しましょう。
悪い意味で用いるのが普通であり、非難する場合に使うことが多い。
—
あまり口語・話し言葉の中で使われることは少ない。文語の中で使われることが多い。
—
批判的な論調で使われる言葉なので、「柔軟に」などのいい意味で使われることはない。
注意点を全て見る
- ネガティブに使うことが多いため、ポジティブに使うと違和感がある。
- 場当たり、自分勝手、作為的という意味と、勝手気ままな様子、思うがままに振る舞う様子という2つの意味があるので、状況により、使い分ける。対象を批判する場面でのみ、使われる。ルールに従わず、気分や思いつきで行動する様子を表すため、まずルールが決まっている状況でなければ使えない。
- 勝手気ままな意味がありますので、配慮のある行動の際は違和感があります。
- 意図しないことや無意識であることの他に、自分勝手な意味としても用いられます
- 語彙の難易度が高いので、幼児や小学生とお話ししている時に使うと、違和感があると思います。
ビジネスで使える丁寧な恣意的の対義語・反対語のおすすめ
ビジネスで使えるフォーマルな対義語を紹介します。
それぞれ見ていきます。
理性的
まずは、理性的です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
自分勝手の対義語であり、感情に左右されず行動することをいう。一般的な言葉であり、どのような場面でも使っていける。
ロジカルな
2つ目は、ロジカルなです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「恣意的」の「論理性がない」という意味に対しての反義語となります。ニュアンスの違いは、言い換え語は英語由来のカタカナ語なので、今風でやや気取った言い方である点です。同僚と話し合っている際に使い勝手が良いです。
意図的（類義語にもなり得る）
3つ目は、意図的です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「恣意的」の勝手気ままな様子という意味に対しての対義語です。対義語にした場合のニュアンスとしては、ある目的をもって、それを行おうとすることです。目的をもってわざと行おうとすることを表す場面で使いやすいです。
機械的
4つ目は、機械的です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「恣意的」の「自分勝手にふるまう様子」という意味に対しての対義語です。対義語にした場合のニュアンスとしては、私情や感情を入れずに物事を進める様子です。
規則的
5つ目は、規則的です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「恣意的」の「場当たり的」という意味に対しての対義語になります。対義語にした場合のニュアンスとしては、物事が規則に従い、一貫している様子です。
客観的
6つ目は、客観的です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
恣意的の自分勝手という意味に対しての対義語となります。他者からの視点のニュアンスがあります。感情的にならず広い視野がある際に使用するのがおすすめです。
合理的
7つ目は、合理的です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
自分勝手の対義語であり、道理にかなう行動をとること。効率的に考えるというニュアンスを含む場合もある。一般的な言葉であり、どのような場面でも使っていける。
整合性
8つ目は、整合性です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
話の筋道をきちんと合わせたい、という意味合い。勝手気ままに散らばる話では理解できないよと伝える言葉です。
利他的
9つ目は、利他的です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
恣意的の自分優先の意味に対しての対義語となります。他人の利益を優先するニュアンスがあります。協力的で自分を抑えている際に使用するのがおすすめです。
論理的
10個目は論理的です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
自分勝手の対義語であり、筋道通った考え方で行動することをいう。一般的な言葉であり、どのような場面でも使っていける。
恣意的のカジュアルな対義語・反対語のおすすめ
友達同士で使えるようなカジュアルな対義語のおすすめを紹介します。
たまたま
まずは、たまたまです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
本人の意思がないという意味で反対語。本人の意思がなく、偶然感が協調される。言い訳をする時に使い勝手がいい。
無作為的に
カジュアルの２つ目は、無作為的にです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
これも本人の意思がないという意味で反対語になる。こちらも、意思がなくその行為を選択したことになるが、ランダム性がさらに協調され本人の免罪感が強くなる。本人を責任のなさを強調するときに使い勝手がいい。
首尾一貫
つづいて、首尾一貫です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
最初から最後まで一貫した認識を通すという意味合い。四文字熟語で言葉の響きも啖呵を切っているような言い方です。
公平な
4つ目は、公平なです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
恣意的の自分勝手な行動という意味に対しての対義語となります。偏りや差がないニュアンスがあります。特別なものを作らず何に対しても平等な際に使用するのがおすすめです。
根拠がある
5つ目は、根拠があるです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「恣意的」の「自由気ままで、根拠がない」という意味に対する反義語となります。ニュアンスの違いは、言い換え語の方が「地に足がついている」感じが強い点です。同僚と話している際に使い勝手が良いです。
狙ってない
６つ目は、狙ってないです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
結果を予測しない行動を表しています。狙いすました行動の逆で意識が介在しないニュアンス。
必然的な
７つ目は、必然的なです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「恣意的」の「必然性がない」という意味に対しての反義語となります。ニュアンスの違いは、言い換え語の方が「運命に抗えない」感覚が強い点です。社内での話し合いの際に使い勝手が良いです。
偶然
８つ目は、偶然です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
自分の意思がないという意味で、反対語になる。ただ、そこに意思がないだけではなく、ランダム性も付け加わる。本人の免罪感を出すときに使い勝手がいい。
恣意的の横文字・カタカナ英語の対義語のおすすめ
最後は横文字・カタカナ英語での対義語を紹介します。
こちらはリストのみとなります。
- システマティック
- レギュラー
- regular
- mechanically
- coincidentally
- accidentally
- naturally
- instinctively
- consistent
- articulate
かっこよく表現したい際、参考にしてください。
まとめ
以上が恣意的の対義語のおすすめでした。
さまざまな言葉があることがわかりますね。
基本的な意味は同じでも、反対にした際、微妙にニュアンスが違ったりもするため、TPOに合わせて対義語を使い分けていきましょう。
振り返り用リンク↓
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