本記事では、主体的の対義語(反対の意味となる言葉)を解説します。
- ビジネスで使えるきっちりした「対義語」
- 友達同士でカジュアルで使える「反対の意味の言葉」
に分けていくつかのアイデアをまとめました。
また、カタカナ・英語でかっこよく言い換えたい場合の対義語ワードもいくつか紹介します。
実際に使われているワードばかりです。ぜひ参考にしてください。
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主体的とは? そもそもどんな意味か?
まずは主体的とはどんな意味なのかをおさらいします。
すでに意味をご存知の方は、次の項目まで飛ばしていただき大丈夫です。
意味
まず意味は以下のとおりです。
自分自身が中心となって動くこと。
—
自分で行動方針を決め、動くことができる性格のこと。
—
自分の意志・判断に基づいて行動するさま。
意味を全て見る
- 自ら積極的に行動していく様子。
- 自ら積極的に物事に携わろうとする姿勢
- 活動の中心となることや、自主的なことを意味します。
- 自分の意志・判断に基づいて行動する様
- 自身の判断で行動する様子を表します
- 自分自身の考えや意志に基づいて行動するという意味です。
- 自らの考え、意思を持って行動すること。
例文
つづいて、主体的を用いた例文を紹介します。
この件に関しては、私が主体的に決めたことですので、私が責任を取ります。
会社で出世するには、主体的に行動し自分ができる仕事を見つけることが大事だ。
例文を全て見る
- 今日、上司から、仕事に主体的に取り組むように注意されました。
- 若手が主体的に仕事に取り組まないのは、管理職側にも問題がある。
- 遊びも仕事も主体的に参加した方が自分自身にとって成長に繋がるだろう
- 若い人が、積極的に主体的になっていける社会づくりが欠かせない。
- 入社したての頃は仕事を覚えるのに必死だったが2年目に入り主体性を持って行動できるようになった。
- 私は主体的な行動力が身に付くような指導を行うべきだと考えています
- 社長が、プレゼンを発表するときの課長の主体的な考え方を重視するように指示しました。
- 今年の新人さんは皆主体的に動いてくれるから、本当に助かる。仕事に対する姿勢が積極的で今後が楽しみです。
注意点(違和感のある、または失礼な使い方)
この言葉を使ううえでの注意点は以下のとおりです。違和感のある使い方にならぬよう注意しましょう。
ビジネスで使われることが多いため、友人間で使うと違和感がある。
—
一般的な言葉であり、どのような場面でも使っていけ、特に注意することはない。
—
目的意識や状況に応じた判断に基づく行動。他者からの関与や影響がない状態で、嫌々であったり衝動的であったりもせず、自分で考えてする行動。
注意点を全て見る
- 基本的には良いことであると受け入れられやすい。
- 主体的は世間一般で頻繁に使用される語句ですが、使用者や受け取る側によって意図するニュアンスや解釈が変わりやすいかもしれません。
- 主体的は、活動の中心となることや、自主的なことで使われることが多いため、受動的という使い方は違和感があります。
- 自分の意志が見える際に使用しますので人任せにしている場合使用すると違和感があります。
- 自主性を含む意味のため、ニュアンスにより言い換えの振り幅も広いです
- 主体的という言葉は、自分の考えに基づいて、何かを成し遂げるという行動を伴う時に使われることが多いため、主体的な気持ちなどと、感情を表す時に使う使い方は、違和感があります。
- 主体的とは誰かから支持されて行動するのではなく、自らの意思で考え行動することなのでポジティブな様子ではあるのですが、その考え方や行動したことが正しかったのか、正解なのかは別問題です。
ビジネスで使える丁寧な主体的の対義語のおすすめ
ビジネスで使えるフォーマルな対義語を紹介します。
それぞれ見ていきます。
受動的
まずは、受動的です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
主体的は、自分が主となって行動を起こすニュアンスで、受動的は、他人に命じられて動くニュアンスになる。
消極的
2つ目は、消極的です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
主体的は、自分が積極的に参加するニュアンスがある。消極的は、その事に対して躊躇するニュアンスがある。
非協力的
3つ目は、非協力的です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
オフィス内で発生した急な仕事や突然のトラブルに対して、主体的に携わろうとしない人物の姿勢を、ネガティブな意図をもって表現します。
従属的
4つ目は、従属的です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
他者や組織、ルールを自分の考えよりも優先するというニュアンスが強い。その人の性格の問題か、立場に問題がある時に用いる。
積極性に欠ける
5つ目は、積極性に欠けるです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
お説教の常套句の様な表現です。受け身のまま言われた通りに動いているだけなので、前向きで意欲的な姿勢は感じられません。
指示待ち
6つ目は、指示待ちです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
自主的に動くことに対して、指示がないと動けない部分が違います。社長や上司に指示された仕事しか出来ない場合におすすめです。
他動的
7つ目は、他動的です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
主体的のように自分で考えて行動するニュアンスはなく外部からの指示や状況に応じて動くニュアンスがあります。指示がないと動かない場合にしようするのがおすすめです。
主体的のカジュアルな対義語(反対の意味の言葉)のおすすめ
友達同士で使えるようなカジュアルな対義語のおすすめを紹介します。
他人事
まずは、他人事です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
当事者意識が無く、自分で解決すべき問題に積極的に携わろうとしないスタンスを言い表せます。基本的にネガティブな意図で使用される語句であり、相手に対して批判的な文脈で使われやすいです。
思考停止
カジュアルの2つ目は、思考停止です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
主体的は自ら考え行動するニュアンスがありますが、思考停止は行動する以前のところで考えることをやめてしまうことを意味します。
行動力がない。
つづいて、行動力がない。です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
分かりやすい表現でずばりの指摘です。ない、と断じてしまっているので対外的に使ってしまうとあまり印象は良くないです。親しい同士の会話で使った方が良いです。
及び腰
4つ目は、及び腰です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
自分の意思の存在を感じさせず、何とも頼りない様子です。自分の意思どころか、周囲に言われるままの指示も行動できるかどうかの弱々しさが表現されます。
怠けもの
5つ目は、怠けものです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
指示を受けるまで動かない、あるいは指示を受けても動かないというニュアンスがある。批判的な印象を与えるので友人などに使うのがオススメ。
受け身
6つ目は、受け身です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
主体的は、自分が積極的に参加するニュアンスがある。受け身は、自分からではなく人に言われて行動する人を指す。
他人任せ
7つ目は、他人任せです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
主体的は、自分が主になって動くというニュアンスがある。他人任せは、自分が決めず他人の決めたことに従うニュアンスがある。
第三者目線
8つ目は、第三者目線です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
言い方自体はカジュアルで、直感的にわかりやすいものだが、要は「客観的」と同じような目線を示す言い方。
積極的でない
9つ目は、積極的でないです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
物事を自分から行っていくのに対して、自分では進んで行わない部分が違います。あることを、活発的に推進していかない場合におすすめです。
なびく
10個目は、なびくです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
流れに乗ることや相手に合わせることを表します。影響を受けることや長いものに巻かれるような場合に適した表現です
主体的の横文字・カタカナ英語の対義語のおすすめ
最後は横文字・カタカナ英語での対義語を紹介します。
こちらはリストのみとなります。
- ネガティブ
- ディペンデント
- パッシブ
- ゲスト
- passive
- submissive
- awaiting orders
- not proactive
かっこよく表現したい際、参考にしてください。
まとめ
以上が主体的の対義語のおすすめでした。
さまざまな言葉があることがわかりますね。
基本的な意味は同じでも、反対にした際、微妙にニュアンスが違ったりもするため、TPOに合わせて対義語を使い分けていきましょう。
振り返り用リンク↓
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