このことからの言い換え語のおすすめは?ビジネスやカジュアルに使える類義語のまとめ!
本記事では、「このことから」の言い換え語・同義語(類義語)を解説します。
- ビジネスで使えるきっちりした類語
- 友達同士でカジュアルで使える類語
に分けていくつかのアイデアをまとめました。
また、カタカナ・英語でかっこよく言い換えたい場合のワードもいくつか紹介します。
実際に使われているワードばかりです。ぜひ参考にしてください。
「このことから」とは? そもそもどんな意味か?
まずは「このことから」とはどんな意味なのかをおさらいします。
すでに意味をご存知の方は、次の項目まで飛ばしていただき大丈夫です。
意味
まず意味は以下のとおりです。
前述を根拠としている、前提としている。
—
前件から導かれた判断などで結論づけると。
—
前述の物事から結論を導くために用いられる言葉で「つまり」「したがって」などの意味です。
意味を全て見る
- 前に述べたことを受けて、そこから導き出される内容を続けて述べるときに使う接続詞。
- 前文を受けて論を展開・帰結させるという意味になります。
例文
つづいて、「このことから」を用いた例文を紹介します。
このことから、ロシアは防空システムが十分に機能しておらず、航空優勢を保持できていないといえる。
最近はアライグマが街中で見られるようになり、新宿でも目撃情報があるそうだ。このことから、A君が店の前で見た動物はアライグマに違いない。
例文を全て見る
- とんがり山は低い。このことから、山登りが初めての人に人気があります。
- 軽自動車のほうが損傷がひどい。このことから車線をはみ出したのはバスである。
注意点(違和感のある、または失礼な使い方)
この言葉を使ううえでの注意点は以下のとおりです。違和感のある使い方にならぬよう注意しましょう。
当然ながら、事前に何らかの情報を示してからでなければ成り立たない。
—
あえて印象付けたり強調するための言葉ですが、簡潔に言い換えることもできます。
—
前の内容が後の内容につながっていて、後の内容を導いたり帰結させるものでないと違和感がある。
注意点を全て見る
- 先に伝える言葉を明確にしておかないと「このことから」の意味が伝わりづらい。
ビジネスで使える丁寧な「このことから」の言い換え語のおすすめ
ビジネスで使えるフォーマルな言い換え語を紹介します。
それぞれ見ていきます。
このように
まずは、このようにです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
こういう風に、見てのとおりという意味合いの語で、前で述べた事柄から導いたという場合に使うのがおすすめ。
これにより
2つ目は、これによりです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「このことから」は、前の事柄が原因・理由となり、その順調な結果があとに続くという意味合い。対して「これにより」は、このような理由から考えるという意味合いになります。前文を受けて論を展開・帰結させる表現を表す際に用います。
従って
3つ目は、従ってです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
事前に述べてきた条件を論拠とし、説得力を強めながら結論を述べることができ、論争が必要な際にも使いやすい。
そういう訳で
4つ目は、そういう訳でです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
前に説明したことを理由にこのようにする、と述べる言葉になる。前述したことが理由で、このような結果になったことを説明するとき。
つきましては
5つ目は、つきましてはです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
とても丁寧な感じを受ける。とてもへりくだった感じがして、聞いていると丁重に扱われている感じがする。電話対応や目上の人と話すときに良い。
であれば
6つ目は、であればです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
ニュアンス的にはもう少し断定した印象を与えれるので、商談や強く相手の気持ちを押す際に使用すれば効果的に思います。
ですから
7つ目は、ですからです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
先行の事柄を受け、その当然の結果として後続の事柄が起こることという意味合いの語で、口語表現としておすすめ。
以上より
8つ目は、以上よりです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
何らかの説明などを十分に行ったうえで、その内容を基にして、総括的に結論を述べる段階に繋げられる表現。
依って
9つ目は、依ってです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
理由から結論を導く順接の意味合いで用いられる接続詞で、理由を述べた文から結論を述べる文へ導くのにおすすめの語。
「このことから」のカジュアルな言い換え語のおすすめ
友達同士で使えるようなカジュアルな言い換え語のおすすめを紹介します。
そういうわけで
まずは、そういうわけでです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
現在の状態になった理由を前に述べるときに使うニュアンスが強い。フランクな言い方だが、ビジネスシーンで使っても大きな違和感はない。
それだから
カジュアルの2つ目は、それだからです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
それであるからの簡略形、確定条件を示すための表現で、前の事柄を理由として、後の事柄を述べる場合におすすめ。
それで
つづいて、それでです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
会話表現のなかで、ひとつの話の区切りがついたあと、それを土台として次の話を展開する時によく使われる言い回し。
だから
4つ目は、だからです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
前述したことの理由を述べる時に使う接続詞のこと。なぜ、そのようにするか理由を述べる時。
だもんで
5つ目は、だもんでです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
前の内容を受けて後に展開させたり、何らかの結果を導く点でニュアンスは同様だが、かなりくだけた表現なので、友人や仲間内で使うのに適している。
っちゅーことで
6つ目は、っちゅーことでです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「このことから」は前の事がらが原因・理由となり、その順調な結果があとに続くという意味合いなのに対して、「っちゅーことで」は、伝聞内容を伝えるという意味合いになります。前文を受けて論を展開・帰結させる表現で「~ということ」「~とのこと」というときに用います。
ですので
7つ目は、ですのでです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
前述したことについて、詳しく説明する時に使う接続詞のこと。前述したことに続けて、理由などを述べる時。
なので
8つ目は、なのでです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
ビジネスでもプライベートの場でも使えるが、多数いる場よりも、できれば1対1のコミュニケーションのやりとりの使用が違和感ない。
よって
9つ目は、よってです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
それによって、そういうわけで、ゆえにという意味合いの語で、理由から結論を導く順接に使うのが特におすすめ。
「このことから」の横文字・カタカナ英語の言い換え語のおすすめ
最後は横文字・カタカナ英語での言い換え語を紹介します。
こちらはリストのみとなります。
- from this
- hence
- therefore
かっこよく表現したい際、参考にしてください。
まとめ
以上が「このことから」の言い換え語のおすすめでした。
さまざまな言葉があることがわかりますね。
基本的な意味は同じでも微妙にニュアンスが違ったりもするため、TPOに合わせて言い換え語を使い分けていきましょう。
振り返り用リンク↓
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