障害者(障碍者)の言い換え語のおすすめは?ビジネスやカジュアルに使える類義語のまとめ!
本記事では、障害者の言い換え語・同義語を解説します。
- ビジネスで使えるきっちりした類語
- 友達同士でカジュアルで使える類語
に分けていくつかのアイデアをまとめました。
実際に使われているワードばかりです。ぜひ参考にしてください。
障害者とは? そもそもどんな意味か?
まずは障害者とはどんな意味なのかをおさらいします。
すでに分かっている人は、次の項目まで飛ばしていただき大丈夫です。
意味
まず意味は以下のとおりです。
心身に障害を抱えており、他者からの支援を受けなければ健常者と同様な日常生活に支障をきたすおそれのある人
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心身の機能の障害がある人
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心身の障害によって生活に制限を受ける人の事
例文
つづいて、障害者を用いた例文を紹介します。
国は障害者のために新しく法律を作り、待遇を良くしようと常に心掛けている。
ここの道路は障碍者のために段差の少ないバリアフリー構造となっています。
注意点(違和感のある、または失礼な使い方)
この言葉を使ううえでの注意点は以下のとおり。
障害者という言葉の「害」という言葉は言葉のニュアンスとしてはあまり良いものではなく、心を傷つけてしまう場合もある。
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障害者は、時に差別用語としても使われるので、気を付けて使用しなければならないと私は思います。
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文章として使う場合はやむをえませんが、日常会話では、第三者は勿論障害者本人や家族や関係者に対して使うのは表現が直接過ぎて差別的な表現と受け取められかねず、使うのは控えた方が良いです。
ビジネスで使える丁寧な障害者の言い換え語のおすすめ
ビジネスで使えるフォーマルな言い換え語を紹介します。
チャレンジド
まずは、チャレンジドです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
一般的に日本語には障害者を言い換える言葉はないようです。Challenged(チャレンジド)というのは「障がいを持つ人」を表す新しい米語「the challenged (挑戦という使命や課題、挑戦するチャンスや資格を与えられた人)」を語源とし、障がいをマイナスとのみ捉えるのでなく、障がいを持つゆえに体験する様々な事象を自分自身のため、あるいは社会のためポジティブに生かして行こうという想いを込め、プロップが1995年から提唱している呼称です。
体や心に配慮が必要な方
2つ目は、体や心に配慮が必要な方です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「体や心に配慮が必要な方」という表現は、柔らかい表現で、「心身や身体が不自由な人」という表現よりもさらに周囲が本人に対して寄り添って、気配りの必要性を認識しているというニュアンスがあります。会話の中で第三者や本人や家族に対して用いても、失礼や無礼な印象は与えないと思います。
○○が苦手な方
3つ目は、○○が苦手な方です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
苦手な項目なら誰にでもあるので差別になりにくいと考えます。また、苦手な内容を明確にすることで必要な支援を行いやすくなると考えます。障害の特性上の支援を第三者から求める時に「Aさんは〇〇が苦手なので、手伝ってもらえませんか?」など。
ハンディキャップをお持ちの方
4つ目は、ハンディキャップをお持ちの方です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「障害者」はそのままの直接的な表現だが「ハンディキャップをお持ちの方」はより柔らかく間接的に表現している。
準健常者
5つ目は、準健常者です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
障害者という言葉は、差別的に受け取られるふしがあり、あまり良いイメージではないような気がする。そのため、潜在的な印象を一新することを踏まえ、健常者に対し準健常者と呼ぶことでイメージアップを図る。
身体の不自由な人
6つ目は、身体の不自由な人です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「障害者」と「身体の不自由な人」では、「身体の不自由な人」の方が障害の度合いの伝わり具合が優しく感じられる
身体障がい者
7つ目は、身体障がい者です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
障害者だけだと差別用語感が強くなり、使用自体も現在では配慮されるが、身体障がい者と変えることで少しニュアンスが和らぐ。
奮励者
8つ目は、奮励者です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「障害」だとマイナスイメージが強いと感じる人が多いと思いますので、奮励者だと気力をふるい起こして、努め励むというイメージがあるので好感が持てる。「この仕事は奮励者に習って私達も取り組もう」と、障害者と健常者の垣根を作らないで歩むニュアンスを伝えるときに使える。
障害者のカジュアルな言い換え語のおすすめ
友達同士で使えるようなカジュアルな言い換え語のおすすめを紹介します。
ハンデ
まずは、ハンデです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「ハンデ」という表現は、「体や心に配慮が必要な方」というかしこまったニュアンスと違って、「体にハンデがあるのは判っています。」と言う表現に使うのであれば、親しい間柄であれば相手を傷付けない程度の表現である。
けがをした人
つづいて、けがをした人です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
体の不自由を抱えた人は、思ったように体を動かせなかったり話せなかったりするため、比較的柔らかく「けがをしている」という表現が良い。
チャレンジド
つづいて、チャレンジドです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「障害者」は「害」という漢字が後ろ向きなイメージを与えるが「チャレンジド」は障害に対して前向きな印象を与える
パラ
つづいて、パラです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「障害者」と「パラパーソン」では、意味としては同じですが、「パラパーソン」では日本ではあまり馴染みが無い。
ハンディキャップ
つづいて、ハンディキャップです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
ハンディキャップという単語なら部分的な苦手項目として受け取ることができます。苦手な内容を明確にすることで必要な支援を行いやすくなると考えます。できないことに対しての手助けが必要な時の言い回しにおすすめ。
思うようにならない人
つづいて、思うようにならない人です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
障害者よりフランク、当たり障りが少し良い。友達と話す時に使うのがおすすめ。
準健
つづいて、準健です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
準健常者という言葉は文字に表す場合には問題ないが、会話の中では聞き間違えたりするおそれがあるため、短縮して「準健」とした
障害のある人
つづいて、障害のある人です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
障害者は心身に障害のある人で、障害のある人は同じ意味です。
身体が不自由な人
つづいて、身体が不自由な人です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
子供に障害者を理解させるために使いやすい言葉。
障害者の横文字・カタカナ英語の言い換え語のおすすめ
最後は横文字・カタカナ英語での言い換え語を項目だけ紹介します。
この辺は似ている言葉となります。
- サブノーマル
- チャレンジド
- パラパーソン
- ハンディキャップ
- body crippled
- handicapped
- disability
- impairment
- people with special health care needs
かっこよく表現したい際は参考にしてください。
まとめ
以上が障害者の言い換え語のおすすめでした。
さまざまな言葉があることがわかりますね。
微妙にニュアンスが違ったりもするので、TPOに合わせて使い分けていきましょう。
振り返り用リンク↓
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