前提の言い換え語のおすすめは?ビジネスやカジュアルに使える類義語のまとめ!
本記事では、「前提」の言い換え語・同義語(類義語)を解説します。
- ビジネスで使えるきっちりした類語
- 友達同士でカジュアルで使える類語
に分けていくつかのアイデアをまとめました。
また、カタカナ・英語でかっこよく言い換えたい場合のワードもいくつか紹介します。
実際に使われているワードばかりです。ぜひ参考にしてください。
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「前提」とは? そもそもどんな意味か?
まずは「前提」とはどんな意味なのかをおさらいします。
すでに意味をご存知の方は、次の項目まで飛ばしていただき大丈夫です。
意味
まず意味は以下のとおりです。
物事を実行する際の基本となるもののこと。
—
ある物事が成り立つための、前置きとなる条件。
—
あらかじめの決まりごと。
意味を全て見る
- ある物事が成立するために前もって必要となる事柄。
例文
つづいて、「前提」を用いた例文を紹介します。
前回あげた内容の説明を前提として、この後の話を聞いていただけますでしょうか。
今日、デートの約束をしている彼女に「結婚を前提に付き合ってください」と言うつもりだ。
例文を全て見る
- 会計公準は会計の仕組みについて、いくつかの基本的な前提を示している。
- その営業担当者はこちらが契約するという前提で、勝手に話をすすめていた。
- 立派な理論に見えるが、そもそも前提となっている条件からすでに間違っていた。
注意点(違和感のある、または失礼な使い方)
この言葉を使ううえでの注意点は以下のとおりです。違和感のある使い方にならぬよう注意しましょう。
かしこまった場面で使いやすいので、友達関係や家族の関係で使うと少し緊張感がはしる。
—
「〇〇をする条件が前提であるから」といった表現は「条件」と「前提」が同じような意味をもち、重複しているから冗長表現であり、無駄が多い印象を与える。
—
前提の前に大をつけると「大前提」という言葉になるが「前提」は成立するための条件として使われる一方で「大前提」は言葉を強調するために使われる。漢字を1つ足すだけで意味が変わってくる。
注意点を全て見る
- 結論を導くもととなる命題に対して用いる。
ビジネスで使える丁寧な「前提」の言い換え語のおすすめ
ビジネスで使えるフォーマルな言い換え語を紹介します。
それぞれ見ていきます。
要件
まずは、要件です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「要件が整いました」「要件を満たしているのでこの企画に応募しました」などの場面で使うことが多い。「前提」よりも使う幅が広い。
想定
2つ目は、想定です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「前提」はその物事の前例があり、周知されていることであるが「想定」はその物事が過去に起きた経験は少なく、不明瞭な予測である印象がある。ある行動をしたときに起こりえる、あらゆるリスクを表現するときに「想定」は適している。
条件
3つ目は、条件です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「条件に合う」「条件に従う」など、約束や契約内容についての話し合いのときに使い、会社の取引きのときに使いやすい。
仮定
4つ目は、仮定です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「前提」は、実在する特定の目標を示す印象があるが、「仮定」は、不確実な目標に対しての推測の印象がある。目標に向かって計画を立てるときに「仮定」を使うと良い。
仮説
5つ目は、仮説です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
ある現象を合理的に説明するために、仮にたてられた説のこと。検証して合致したら定説となる。まだ検証していないことに対して答えを見つけ出そうとする試み。
「前提」のカジュアルな言い換え語のおすすめ
友達同士で使えるようなカジュアルな言い換え語のおすすめを紹介します。
大もと
まずは、大もとです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「その考えはそもそも大もとが間違っている」など、フランクな関係の中で、相手の考えと違うことを言うときに使う。
想定
カジュアルの2つ目は、想定です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
ある条件や状況を仮に考え定め、設定することという意味で用いられ、状態を仮定すること、仮に考えてみることにおすすめの語。
常識
つづいて、常識です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
その物事が揺るがないものという強いニュアンスを含む。常識として認知されていること、常識の範囲内のことを踏まえて話すときに使う。
根底
4つ目は、根底です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
考え方や物事のおおもととなるところという意味で用いられ、土台を成している部分のこと、拠り所となっている部分のことにおすすめの語。
基本
5つ目は、基本です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
物事をスタートするときに最低限知っておかないといけないもので「前提」の前のものである。スポーツでは「基本の型」「基本を身につける」などの使い方をする。
仮説
6つ目は、仮説です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
一定の観察ないしは事実を説明するために立てられる暫定的な案で、検証のためにさらなる研究が必要となるものの表現に使用することがおすすめです。「仮説を立てる」
ベース
7つ目は、ベースです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「前提」より日常的に使える言葉で、最低限守ることのときなどに使われる。何人かが集まって物事を始めるときに、たとえば「時間だけは守ろう」といったものが「ベース」となる。
「前提」の横文字・カタカナ英語の言い換え語のおすすめ
最後は横文字・カタカナ英語での言い換え語を紹介します。
こちらはリストのみとなります。
- premise
- prerequisite
- ベース
かっこよく表現したい際、参考にしてください。
まとめ
以上が「前提」の言い換え語のおすすめでした。
さまざまな言葉があることがわかりますね。
基本的な意味は同じでも微妙にニュアンスが違ったりもするため、TPOに合わせて言い換え語を使い分けていきましょう。
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