踏まえての言い換え語のおすすめは?ビジネスやカジュアルに使える類義語のまとめ!
本記事では、踏まえての言い換え語・同義語を解説します。
- ビジネスで使えるきっちりした類語
- 友達同士でカジュアルで使える類語
に分けていくつかのアイデアをまとめました。
実際に使われているワードばかりです。ぜひ参考にしてください。
踏まえてとは? そもそもどんな意味か?
まずは踏まえてとはどんな意味なのかをおさらいします。
すでに分かっている人は、次の項目まで飛ばしていただき大丈夫です。
意味
まず意味は以下のとおりです。
ある事柄を前提や配慮、根拠としてのこと。
—
すでにある事象を汲みとること。
—
前文の言葉を理解した上でという意味。
意味を全て見る
- 対象となる物事の性質を理解して、次の話題に移行する時の接続言葉です。
- ある事柄を考えに入れた上で行う。
- それを前提として。であるから。基づく。
- 何かの結果や誰かの考えを考えに入れて決定すること。
- そのことを加味して考える。
例文
つづいて、踏まえてを用いた例文を紹介します。
今回の事故を踏まえて、気をつけなくてはならないことが明確になった。
多くのお客様から頂いたさまざまな意見を踏まえ、今後の店舗運営に活かす。
例文を全て見る
- この研究結果を踏まえて、次の研究はどのように進めていくか全員で話し合う必要がある。
- 現在の状況を踏まえて、仕事をリモート体制で行うことにする。
- 先日のクレームの件があるので、それを踏まえて対策を考えていきましょう。
- 以上の事を踏まえまして、これからこの事業をやっていきましょう。
- 週末は台風が上陸する可能性があることを踏まえて、スケジュールを立てる必要がある。
注意点(違和感のある、または失礼な使い方)
この言葉を使ううえでの注意点は以下のとおり。
年上に使うのは失礼にあたる。
—
多少上からな言葉にも聞こえます。
—
前提条件が示されている時に使う。
注意点を全て見る
- ある状況を基にして判断を変える、あるいは決めることなので、その状況に適した決定でなければ違和感がある表現になります。
- 使いすぎると話がややこしくなるので、結論を言うときに使うといいと思います。
- 世間話や仲の良い相手との会話で使うのは違和感があります。
- 「Aを踏まえてBをした」という文である時、Bの理由がAにならなくては意味が繋がらなくなってしまうので注意する必要があると考えます。
- 足でしっかりと踏みつけるという意味もある。
ビジネスで使える丁寧な踏まえての言い換え語のおすすめ
ビジネスで使えるフォーマルな言い換え語を紹介します。
前提に
まずは、前提にです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
何かを考えたり、判断するに当たっての条件が示されている時に使う。「踏まえて」だと根拠を示している場合もあり、この点が異なる。
熟知した上で
2つ目は、熟知した上でです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
相手様との関係性を一言で言い表した言葉です。全てを知り尽くし、理解をした上で何かに臨む場合の、高揚感や緊張感が入り交じる、感性にうったえかける場合に適した言葉です。
考慮して
3つ目は、考慮してです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「踏まえて」は問題点を押さえながら考えることで「考慮して」はある事に対して考えを加えながら進めて行くこと。「踏まえて」よりも少し物腰が柔らかな印象。ビジネス時や、やんわりと言いたい場合に良いと思う。
基づいて
4つ目は、基づいてです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
状況を考慮に入れるという点で同じ意味合いがあります。ただし「踏まえて」という表現は目上の方の状況には適用されないので、その場合は「基づいて」を用いる方が良い。
加味して
5つ目は、加味してです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
ほぼ同じ意味合いになるが、その事柄に対しての事案的なものが明確になっているので、それを加えての話をしているニュアンスがある。
ご確認いただいた上で
6つ目は、ご確認いただいた上でです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「踏まえて」は自分の部下などに使う言葉で上から目線で失礼と捉える方もいるので、他社の方や自分の上司などには、「ご確認いただいた上で」という丁寧な言い方で利用した方が良いと思います。
踏まえてのカジュアルな言い換え語のおすすめ
友達同士で使えるようなカジュアルな言い換え語のおすすめを紹介します。
配慮して
まずは、配慮してです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「踏まえて」だと堅苦しく感じるが「配慮して」であればそんなに堅くない印象がる。かしこまらない友達同士でも使えると思う。
注意して
つづいて、注意してです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「踏まえて」より、普段話す友達などは「注意して」の方が会話としては違和感のない言い方だと思います。
前提に
つづいて、前提にです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
ニュアンスはあまり変わらないかもしれないけど、ストレートに伝わる気がする。
考えて
つづいて、考えてです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
考慮するために必要な事項が与えられた時に使う言葉である。「踏まえて」だと、検討するための前提条件が示される点が異なる。
見て
つづいて、見てです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「踏まえて」よりも軽い感じがしますし、かなりざっくりとしていています。フランクな仲だったら意味が伝わると思います。
胸に留め
つづいて、胸に留めです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
いかにも訳ありな事情やシチュエーションに適した、含みのある言い回しです。仲間が言葉にしない要望や話の背景などを受け止める包容力を表したい時に用いたい言葉です。
押さえて
つづいて、押さえてです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
意味としては同じですが、理解の有無は求めていないので、会話の中で使う分には向いているワードだと思います。
意識しつつ
つづいて、意識しつつです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「踏まえて」よりゆるい印象になります。
だから
つづいて、だからです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「明日はデートだから、今日はごはん控えめにする」というように、前後に直接の関連性が薄い・言葉が不足している場合でもあまり違和感なく使える単語です。
踏まえての横文字・カタカナ英語の言い換え語のおすすめ
最後は横文字・カタカナ英語での言い換え語を項目だけ紹介します。
この辺は似ている言葉となります。
- based on
- consideration
- コンシダレーション
- ベースドオン
かっこよく表現したい際は参考にしてください。
まとめ
以上が踏まえての言い換え語のおすすめでした。
さまざまな言葉があることがわかりますね。
微妙にニュアンスが違ったりもするので、TPOに合わせて使い分けていきましょう。
振り返り用リンク↓
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