惹起の言い換え語のおすすめは?ビジネスやカジュアルに使える類義語のまとめ!
本記事では、惹起の言い換え語・同義語(類義語)を解説します。
- ビジネスで使えるきっちりした類語
- 友達同士でカジュアルで使える類語
に分けていくつかのアイデアをまとめました。
また、カタカナ・英語でかっこよく言い換えたい場合のワードもいくつか紹介します。
実際に使われているワードばかりです。ぜひ参考にしてください。
![]() →ビジネスの言い換えを見る | ![]() →カジュアルの言い換えを見る | ![]() →英語・カタカナの言い換えを見る |
惹起とは? そもそもどんな意味か?
まずは惹起とはどんな意味なのかをおさらいします。
すでに意味をご存知の方は、次の項目まで飛ばしていただき大丈夫です。
意味
まず意味は以下のとおりです。
何か起こす事を言います
—
問題、事件のような厄介事を引き起こすこと。
—
何かを引き起こす過程や結果を表す言葉
意味を全て見る
- 事件や問題を誘発するという意味です。
例文
つづいて、惹起を用いた例文を紹介します。
なんということだ、自分の発言がこんな事態を惹起するとは思わなかった。
若者が自分に置かれている立場に対して惹起する場面を見た事がある。
例文を全て見る
- 一国の金融不安が世界的な金融危機を惹起するリスクもあるため、今回の金融問題も無視できない。
- 自分が確認を怠ったせいで大きな失敗に繋がってしまい、数々の問題を惹起してしまった。
- 意見の違いが今回の惹起に繋がった。今後はもっと丁寧に意見交換をするべきだ。
- 前回の国会で与党多数で可決されたその政策は社会的な反発を惹起しました。
- この地域の紛争は、貧困や劣悪な環境での生活が、民衆の氾濫や暴動を惹起した。
- 言語や習慣の違いによって惹起する人間同士の意思疎通における障害。
- 大きな地震によって惹起される津波には、十分に注意が必要です。
- これらは全て諸問題を惹起する要因として判断されかねないものばかりです
注意点(違和感のある、または失礼な使い方)
この言葉を使ううえでの注意点は以下のとおりです。違和感のある使い方にならぬよう注意しましょう。
政治関連や時事関連で使われることが多いです。また、基本的に悪い意味です。
—
何かを起こすときに使われるので問題や事象がなければ使われないイメージです。
—
難しい漢字語であるため、分かりやすく伝えるのであれば「引き起こす」というような簡単な表現で表現するのが好ましい。
注意点を全て見る
- 「悪い出来事を引き起こすことになった」というニュアンスで使われるため、良いことが起きた際には使うべきではない。
- 惹起は意味が分かりにくいので、相手に意味が伝わっていない可能性がある。
- 「惹起」単体では、何を惹起するのかが明確になりません。文脈によっては、具体的な内容や反応を補足することが重要です。
- 刺激などにより誘発すること。重大な事件などに対して使われる。
- 事件・問題などをひきおこさない場合にこの表現を使用してはいけません。
- 主に災害や犯罪などマイナスの出来事に対して使われる語なので、明るい出来事に使うと違和感があります。
- あまり良くない意味合いの言い換えがふさわしいです
ビジネスで使える丁寧な惹起の言い換え語のおすすめ
ビジネスで使えるフォーマルな言い換え語を紹介します。
それぞれ見ていきます。
誘発
まずは、誘発です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
事象を引き起こす要因となりうることを示します。あまり良くない意味の方が多く、惑わせることや混乱させる物事を表します
引き起こす
2つ目は、引き起こすです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「引き起こす」は「惹起」と同じニュアンスだが「惹起」よりも堅苦しくない言い方といえる。「問題を引き起こしたのは…」というような使い方をするのがおすすめ。
生じる
3つ目は、生じるです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「両国間にいずれ問題が生じる。」などといった、問題などが発生すること。などの表現に使用することがおすすめです。
生み出す
4つ目は、生み出すです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
何かをいい意味で作り上げた場合は、生み出すを使った方が相手に伝わる印象が違うので使い分けたほうがいいと思います。
もたらす
5つ目は、もたらすです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
惹起は主に良くない事柄について使いますが、「もたらす」は良い出来事に対しても使えるため、使用の幅が広いです。「幸運をもたらす」といったフレーズで使います。
出来(しゅったい)
6つ目は、出来(しゅったい)です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
とある出来事が起きることを示す、フォーマルな語句である。「沖縄に雪が降るという珍事が出来した」というように、信じがたいことが起きたということを改まった調子で説明する上で使いたい。
勃発
7つ目は、勃発です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
かなり特殊な状況で使われる言葉です。戦争や諍いなどを指すことが殆どです。中途半端に使うと大事と思われるので注意が必要です。
百出
8つ目は、百出です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
とある出来事が数多く起きるということを示す。「話し合いを始めたところ、今まで見えてこなかった厄介な問題が百出した」というように、種々の問題が露見されることになったというのを説明する際に用いるのが推奨される。
惹起のカジュアルな言い換え語のおすすめ
友達同士で使えるようなカジュアルな言い換え語のおすすめを紹介します。
引き起こす
まずは、引き起こすです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
どちらかというと悪い事態が発生している印象を与えます。先にあげた「招く」とうまく使い分けるとよいでしょう。
引き寄せ
カジュアルの2つ目は、引き寄せです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「引き寄せ」についても、悪いニュアンスでも良いニュアンスでも使えるので、色んなシーンで使えて便利です。
引き金になる
つづいて、引き金になるです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
直接的な原因となる物事を示すときに用います。特に起きるであろう物事の大きさや被害が目立つ時に適した言い換えです
招く
4つ目は、招くです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
広義に解釈できる言葉であり、惹起と同じような意味合いでも使えます。普段の会話でよく使う言葉なので、違和感なく会話に馴染みます。
作り出す
5つ目は、作り出すです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「電気製品を作り出す。」「優秀な人材を作り出す。」などといった、こしらえる、製作する、生産するなどの表現に使用することがおすすめです。
勃発
6つ目は、勃発です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
同じような意味で、問題が勃発した、などのように使います。だた意味が分からない人もいると思うので注意してください。
発生
7つ目は、発生です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
何らかのことが起きるということを分かりやすく示している。「フィリピン北端の沖で台風が発生した」という風に、台風のような気象現象が見られることを伝える上で用いたい。
起きた
8つ目は、起きたです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「反対運動が起きたんだって」というような感じで、たわいない会話の中でよく使われるイメージです。あまりいい意味では使われないイメージです。
呼び水になる
9つ目は、呼び水になるです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
ある物事を引き起こすきっかけとなることを示す慣用句。「私の行動が呼び水となって…」というような使い方をするのがおすすめ。
生み出す
10個目は、生み出すです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「新商品を生み出す。」などといった、新しいもの、今までなかったものを作り出す。また、新しいことを考え出す。などの表現に使用することがおすすめです。
惹起の横文字・カタカナ英語の言い換え語のおすすめ
最後は横文字・カタカナ英語での言い換え語を紹介します。
こちらはリストのみとなります。
- トリガー
- ハプニング
- cause
- trigger
- trouble happens
- wake up
- bring about
かっこよく表現したい際、参考にしてください。
まとめ
以上が惹起の言い換え語のおすすめでした。
さまざまな言葉があることがわかりますね。
基本的な意味は同じでも微妙にニュアンスが違ったりもするため、TPOに合わせて言い換え語を使い分けていきましょう。
振り返り用リンク↓
コメント