功罪の言い換え語のおすすめは?ビジネスやカジュアルに使える類義語のまとめ!
本記事では、「功罪」の言い換え語・同義語(類義語)を解説します。
- ビジネスで使えるきっちりした類語
- 友達同士でカジュアルで使える類語
に分けていくつかのアイデアをまとめました。
また、カタカナ・英語でかっこよく言い換えたい場合のワードもいくつか紹介します。
実際に使われているワードばかりです。ぜひ参考にしてください。
「功罪」とは? そもそもどんな意味か?
まずは「功罪」とはどんな意味なのかをおさらいします。
すでに意味をご存知の方は、次の項目まで飛ばしていただき大丈夫です。
意味
まず意味は以下のとおりです。
手柄になる点と責められる点。功罪相なかばする。
—
よい影響も悪い影響も同時にもたらすさま。
—
ものごとに対する良い面と悪い面を両方持っているもの。
意味を全て見る
- 称えられるべき成果と、咎められるべき過ち。
- 功績と罪。良いところと悪いところ同時にもたらすさま。
- 物事の良い面と悪い面のことです。
例文
つづいて、「功罪」を用いた例文を紹介します。
技術の進歩には、功罪の両面があることを理解したうえで、ことを進めるべきだ。
インターネットの普及には功罪がある。従来の方法の功罪があらわになる。
例文を全て見る
- 健太くんの今回の活動については、功罪、二つの側面があるように思う。
- 方言が無くなりつつあるのは、テレビの功罪だととあるコメンテーターが話していた。
- 功罪相償う、功罪相半ばす、功罪相殺す。その政策は功罪相半ばする。
- 先日退職した役員は大きな功績を残したが、不正も行われており、大きな功罪のある人物でした。
- 科学技術の発展に関する功罪は盛んに議論されるが、メリットの方が大きいだろう。
- 確かにこの土地開発についての功罪はさまざまだと思います。しかし、一つだけ言えることは地域への貢献が結果として残ったと私は思います。
- 今の社長に代わってから、会社は大きく利益を上げるようになったが、多くのリストラも実施され社長の行ったことの功罪はとても大きい。
注意点(違和感のある、または失礼な使い方)
この言葉を使ううえでの注意点は以下のとおりです。違和感のある使い方にならぬよう注意しましょう。
誰かがしたことについて、第三者が論評する時に使う。
—
よい影響も悪い影響も同時にもたらすさま、偉大な業績を残しつつ法や人倫に背く行為を行ったさま、などを意味する表現。
—
手柄になる点と責められる点という意味で使う。
注意点を全て見る
- よい影響も悪い影響も同時にもたらすさまに用いる。
- 称えられるべき成果ではなく、咎められるべき過ちでもない場合にこの表現を使用してはいけません。
- 過去に行われた事に対して使われる言葉。
- 日常会話の中ではあまり使われないと思います。
- 場面によっては簡単な言葉への置き換えが望ましいかもしれません
- 「罪」という字が使われている点で、マイナス要素を多く含まれていると思われがちですが、実際はプラスとマイナスをバランスよく意味を持っている熟語です。ビジネスでもあまり使われないので、慎重に使う場面を選んだほうがいいと思われます。
- 何かをした時に手柄と過ちの両方があるということを表している。
ビジネスで使える丁寧な「功罪」の言い換え語のおすすめ
ビジネスで使えるフォーマルな言い換え語を紹介します。
それぞれ見ていきます。
利点と欠点
まずは、利点と欠点です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
メリット、デメリットのこと。メリットがその事柄について肯定的に評価される面であり、デメリットは反対の否定的に評価される面ということ。
功績と罪過
2つ目は、功績と罪過です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
ものごとの良い側面と悪い側面という意味で用いられ、良い結果をもたらす点と悪い結果を生む点に言及する際におすすめの語。
メリットデメリット
3つ目は、メリットデメリットです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「資格を取ること」のメリットは「知識が得られるところ」や「より良い仕事につけるところ」など、デメリットは「勉強のために時間や費用がかかるところ」などの表現に使用することがおすすめです。
長所短所
4つ目は、長所短所です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
こちらもニュアンス自体は同じで同義ワードです。フランクにビジネスシーンでも用いられていると思います。
功過
5つ目は、功過です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
功績と過失、手柄と過ちという意味合いの語で、功過相半ばするという言い回しなどに使うのが特におすすめ。
明暗
6つ目は、明暗です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
一つの出来事でも物事に良い面と悪い面があることを意味し、どちらも事実であることを表します。また、勝敗に関する場面にも用いられます。
一長一短
7つ目は、一長一短です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
人物や物事について、良い面もあり悪い面もあること。長所もあり短所もあって完全ではないこと。良いところと悪いところ。
一利一害
8つ目は、一利一害です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
良いことがある一方で悪い事もあること。利益がある反面、害もあること。利益もあれば損害も出るということ。
光と闇
9つ目は、光と闇です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
物事の明るい部分と暗い部分のことを意味する。物事を判断する時に、いろいろな面を知っておく時に使う。
両面
10個目は両面です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
何事においても一方の面だけを取り上げることはできず、必ず対を成す物事が存在することを表現しています。セットになる物事を説明する時に適しています
「功罪」のカジュアルな言い換え語のおすすめ
友達同士で使えるようなカジュアルな言い換え語のおすすめを紹介します。
良し悪し
まずは、良し悪しです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
物事の良いところや悪いところ。良い悪いをこれから判断する場面でも使われるが「功罪」は過去に起こったことに対して使われる言葉。
良い面と悪い面
カジュアルの2つ目は、良い面と悪い面です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
物事の陰と陽、光と闇の部分について、両者を検討し比較しながら話したり説明したりする場合などにおすすめの語。
長所と短所
つづいて、長所と短所です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
良いところと悪いところ。その人の得意な事と苦手な事だけではなく、性格の良いところや悪いところを指す場合でも使われる。
一長一短
4つ目は、一長一短です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
人や物事について、良い面もあり悪い面もあること。長所もあり短所もあって完全でないこと。などの表現に使用することがおすすめです。
良い点と悪い点
5つ目は、良い点と悪い点です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
ある面は良い部分があり、ある部分は悪い部分があるという何かを行う場合は、良い悪いの両方があって成り立っているということを表している。堅苦しい言い方でなく万人に分かりやすい表現になっている。
一利一害
6つ目は、一利一害です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
良いことがある一方、悪いこともあること。利益の反面、害もあることなどの表現に使用することがおすすめです。
手柄と過ち
7つ目は、手柄と過ちです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
手柄とあやまち。功績と過失。功罪。功過相半ばする。律令官人の職務における功績と過誤。人や物事について、いい面もあり悪い面もあること。
メリットとデメリット
8つ目は、メリットとデメリットです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
利点や価値と欠点や損失という意味に用いられ、肯定的に評価される面と否定的に評価される面をいう場合におすすめの語。
プラス面、マイナス面
9つ目は、プラス面、マイナス面です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
プラス面マイナス面自体の言葉は、やさしい言葉なので子供でも理解されやすいですが、子供たちへ功罪は理解されにくいです。学校でもなかなか習わない言葉です。
「功罪」の横文字・カタカナ英語の言い換え語のおすすめ
最後は横文字・カタカナ英語での言い換え語を紹介します。
こちらはリストのみとなります。
- メリットデメリット
- プラスマイナス
- merits and demerits
- pros and cons
かっこよく表現したい際、参考にしてください。
まとめ
以上が「功罪」の言い換え語のおすすめでした。
さまざまな言葉があることがわかりますね。
基本的な意味は同じでも微妙にニュアンスが違ったりもするため、TPOに合わせて言い換え語を使い分けていきましょう。
振り返り用リンク↓
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