もとよりの言い換え語のおすすめは?ビジネスやカジュアルに使える類義語のまとめ!
本記事では、もとよりの言い換え語・同義語(類義語)を解説します。
- ビジネスで使えるきっちりした類語
- 友達同士でカジュアルで使える類語
に分けていくつかのアイデアをまとめました。
また、カタカナ・英語でかっこよく言い換えたい場合のワードもいくつか紹介します。
実際に使われているワードばかりです。ぜひ参考にしてください。
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もとよりとは? そもそもどんな意味か?
まずはもとよりとはどんな意味なのかをおさらいします。
すでに意味をご存知の方は、次の項目まで飛ばしていただき大丈夫です。
意味
まず意味は以下のとおりです。
はじめから。当然という意味もある。
—
前からこの状態だったこと。
—
以前から、もともとそうだったということ。
意味を全て見る
- はじめから、元来、そもそも、という意味です。
- 最初から、あるいは以前から知っていた
- 言うまでもなく、もちろんの意味。
- 初めから、元からという意味。
例文
つづいて、もとよりを用いた例文を紹介します。
彼女は、英語はもとより、フランス語も流暢に話すことが出来る。
もとよりいい成績でしたが、今回は更によくなっています。このまま頑張ってください。
例文を全て見る
- イギリスでは土曜日はもとより金曜の午後まで休みにしている会社もある。
- 不慣れな新入社員に仕事を任せるのは、もとより失敗することも想定している。
- もとより成功するとは思っていなかったので、さほど大きなショックは受けずに済んだ。
- このSNSに対する改革は、識者の間ではもとより失敗するのは分かっていた
- 留学生の彼女は英語はもとよりフランス語も日本語も堪能であり、コミュニケーションに問題は無い。
- もとより母と姉はあまり良好な仲ではなかったが、ここ数年は関係性が悪化している。
- 彼はこの戦いに挑む前からもとより死ぬ覚悟を決めていて、この戦で見事な最後を遂げた。
- 彼はこの件に関しては、もとより得意分野なので安心して任せることができる。
注意点(違和感のある、または失礼な使い方)
この言葉を使ううえでの注意点は以下のとおりです。違和感のある使い方にならぬよう注意しましょう。
丁寧な言い方で親しい人に使うと違和感がある。
—
もとよりは良い状態でも悪い状態でも使われるので前後の言葉を理解し、意味をしっかり理解すること。
—
言うまでもないという意味でも使われる。
注意点を全て見る
- やや古めかしい響きがあり、フランクな会話にはあまり向いていません。
- 書き言葉なので口に出してしゃべる、あるいは話す形の文章だと違和感がある。
- 文脈により「はじめから」なのか「もちろん」か、意味が変わる。
- もともとやはじめからというニュアンスだが、「それ以上に」という意味合いで使うと違和感がある。
- 「言うまでもなく」や「~は当然として」という意味で使われる。
ビジネスで使える丁寧なもとよりの言い換え語のおすすめ
ビジネスで使えるフォーマルな言い換え語を紹介します。
それぞれ見ていきます。
元来
まずは、元来です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
以前からその状態であった事を表す言葉。初めからそのような状態、性質であった事を表す言葉。最近ではなく、初めから。
従来
2つ目は、従来です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「従来」は以前から今までというニュアンス。新商品が作られた際などに「従来品と比べてみると」というような使い方をするのがおすすめ。
元々
3つ目は、元々です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「ふられて元元だ。」などといった、行動を起こす前と変わらないこと。損にも得にもならないこと。また、そのさまなどの表現に使用することがおすすめです。
以前から
4つ目は、以前からです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
さほど昔ではない過去に開始して、今まで続いているさま。ちょっと前から今に至るまでの間の経過を指す言葉。
かねてから
5つ目は、かねてからです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「かねてから」は以前からというニュアンス。「かねてから部長と課長は対立していた」というような使い方をするのがおすすめ。
初めより
6つ目は、初めよりです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
もとよりの方があらたまっていて、丁寧なニュアンスがある。はじめよりは分かりやすく誰にでも伝わりやすい。
当然
7つ目は、当然です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
もとよりは当然という意味もある。~はもとよりというと、~は当然という意味になる。どちらも同じようなニュアンスを持つ言葉である。
無論
8つ目は、無論です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
よりかっちりとした堅苦しいニュアンスを帯びた表現です。重厚感があり、格式を重んじる場で使うのに適しています。
自明
9つ目は、自明です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
漢字の熟語で表現することで、より畏まったニュアンスを感じさせることができます。スマートに会話を進めたい時におすすめです。
まずもって
10個目はまずもってです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「もとより」が以前、あるいは最初から知っていたことに対して「まずもって」は、何を置いても、何はともあれという意味がある。話す時に最初に知ってほしいことがある場合、その事柄の頭に付けるといい。
もとよりのカジュアルな言い換え語のおすすめ
友達同士で使えるようなカジュアルな言い換え語のおすすめを紹介します。
もともと
まずは、もともとです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
途中から変わったのではなく、初めからこのような状態を言うときに使われる言葉。今はこの状態ですが、初めはこのような感じでしたという場合にも使われる。
前から
カジュアルの2つ目は、前からです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
前からを使った方が、友達にもいつからその状態なのか友達にも分かりやすく伝わると思います。会話にも使いやすいです。
最初から
つづいて、最初からです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
カジュアルな場面では、もとよりというより、最初からも言った方が分かりやすくて伝わりやすい。よく使う言葉である。
ハナから
4つ目は、ハナからです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「端」から転じた言葉で、最初からを意味している。
元来
5つ目は、元来です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
以前からその状態である事ということを意味する。最近、嫌いになったわけではなく、出会った頃から好きではなかったという人に対して使う。
もちろん
6つ目は、もちろんです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
論じる必要のないほどはっきりとしているさま。「言うまでもなく~です」という場合に、初めに付ける言葉。
当然のこと
7つ目は、当然のことです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「当然のこと」は一般的な常識や合理性に基づいて受け入れられる結果を示し、他の選択肢や考え方がほとんどないことを強調する。一方、「もとより」はあらかじめ共通の認識や自明の事実に基づく主観的な事柄や結果を示し、その結果が当初から明白であることを強調する。
当たり前
8つ目は、当たり前です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「当たり前」は一般的な常識や予想通りの結果を示し、他の人にとっても理解しやすいことを強調する。一方、「もとより」はあらかじめ共通の認識や自明の事実に基づく主観的な事柄や結果を示し、その結果が当初から明白であることを強調する。常識や予想通りの結果に対して使用されることが多い。
先ず以て
9つ目は、先ず以てです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
何はともあれや、何といってもの意味があります。 とにもかくにもといった感じです。例えば、地震が起きたときには先ず以て身の安全の確保が大事だ。
もとよりの横文字・カタカナ英語の言い換え語のおすすめ
最後は横文字・カタカナ英語での言い換え語を紹介します。
こちらはリストのみとなります。
- オリジナリィ
- オフコース
- アットファースト
- Of course
- naturally
- first of all
- obviously
- from before
- It goes without saying
- As a matter of course
かっこよく表現したい際、参考にしてください。
まとめ
以上がもとよりの言い換え語のおすすめでした。
さまざまな言葉があることがわかりますね。
基本的な意味は同じでも微妙にニュアンスが違ったりもするため、TPOに合わせて言い換え語を使い分けていきましょう。
振り返り用リンク↓
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