おかげでの言い換え語のおすすめは?ビジネスやカジュアルに使える類義語のまとめ!
本記事では、おかげでの言い換え語・同義語を解説します。
- ビジネスで使えるきっちりした類語
- 友達同士でカジュアルで使える類語
に分けていくつかのアイデアをまとめました。
ぜひ参考にしてください。
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おかげでとは? そもそもどんな意味か?
まずはおかげでとはどんな意味なのかをおさらいします。
すでに分かっている人は、次の項目まで飛ばしていただき大丈夫です。
意味
まず意味は以下のとおりです。
神の力添えや神仏の助けなどによって受ける恩恵
—
恩恵を受けた事に感謝の意を込めて使う。
—
何かよい結果をもたらした、その原因のこと
意味を全て見る
- 対象の関与があって事態が好転、順調に進んだということ。またはその反対。
- 物事の結果に対して、他者の援助があったためにその結果がもたらされたということ。因果関係を表す。
- 人の助けが元で受ける影響や原因。
- 自分以外の助けがあってこそ、という意味の言葉
例文
つづいて、おかげでを用いた例文を紹介します。
この度は選挙応援ありがとうございました。おかげで当選確実。議員に返り咲きとなりました。
あなたが献身的に支えてくれているおかげで、わたしは今生活できています。
例文を全て見る
- 母が必死にかばってくれたおかげで、父からあまり怒られずにすんだ。
- 昨日仕事で失敗をしてしまったが、先輩がフォローしてくれたおかげでことなきを得た。
- この会社での30年間は、皆様のおかげで大過なく過ごすことが出来ました。
- 上司のアドバイスのおかけでプレゼンテーションが成功し、契約が決定した。
- あなたのおかげで、今回のプロジェクトで大成功を収めることができた。
- 同僚が強力してくれたおかげで、仕事を思いのほか早く終える事が出来た。
- 斉藤さんに助けていただいたおかげで、仕事を終わらせることができました。
- 昨日の失敗は、先輩のフォローのおかげでなんとか事なきを得ました。
注意点(違和感のある、または失礼な使い方)
この言葉を使ううえでの注意点は以下のとおり。
人様に感謝を述べる言葉。
—
その次に言う言葉に感謝の気持ちがない時には使いません。
—
おかげでは違和感のない言葉だがあまり口に出しては使わないイメージがある。
注意点を全て見る
- 「おかげ」という言葉には良い因果関係と悪い因果関係がある。悪い結果をもたらした時皮肉をこめて「おかげ様で」などと使うこともある。
- 嫌味として使わないほうが良いと思います。
- 他者からの助けがあって時にこそ使う言葉であり、逆の立場の時に使ってしまう(私のおかけで契約が決まった等)と、人に嫌悪感を与えてしまう。
- 丁寧な表現としておかげさまと「さま」を付けることが多いので、くどい表現にならないように気を付ける
- おかげでの後の文が「しました」になっていると、おかげでと言いながらも自分がやったかのように聞こえます。
- 心なく使うと相手も冷めます
- 誤用とは思わないけれど、「(物や出来事などの非生物)のおかげで」とは言わない。意思をもって動いた対象を意識した言い方。
ビジネスで使える丁寧なおかげでの言い換え語のおすすめ
ビジネスで使えるフォーマルな言い換え語を紹介します。

〜がゆえに
まずは、〜がゆえにです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「がゆえに」は起こった結果が良いことであろうとなかろうと、何かが何かに影響を与えた際に使用することが多い。そのため、原因を明確にする際に使用することができる
おかげさまで
つづいて、おかげさまでです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
上司やお客様相手など、普段から丁寧な言葉を使っている相手に言うときは、「おかげで」より丁寧な印象になる「おかげさまで」を使うほうがいい。
お客様のご愛顧で
つづいて、お客様のご愛顧でです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
おかげでは、一般的に社会人などで頻繁に使われる言葉です。ビジネスでは、お客様のご愛顧を持ちましての様な使い方で、前者の意味を持たせます。
お力添えで
つづいて、お力添えでです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
より能動的に動いてくれた相手に対して、そしておそらく相手も貢献したという意識があるだろう場合に使う。特に目上の人に用いる。
ご協力があって
つづいて、ご協力があってです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「あなた無くしては」というニュアンスを持った言葉です。なるべく丁寧に語りかける場面では、このくらいの言い回しの方がしっくりきます
ご支援
つづいて、ご支援です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
苦境である人などに対し、力を添えて助けることで、自分が主体的に行う援助のことである。「おかげ」には悪い意味もあるのに対し、「(ご)支援」には悪い意味はない。
ご支援の下(もと)
つづいて、ご支援の下(もと)です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
先方に対する敬語表現として丁寧な言い回しとして使うことがあり、感謝を伝える時に使われることが多いです。
ひとえに
つづいて、ひとえにです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
感謝する意味が強くなる。良い結果が出たことについて、関係者にお礼を伝える時に用いる。
後ろ盾
つづいて、後ろ盾です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
おかげを使うときは、物や人の存在があった為に助かる結果に繋がる事の表現で使いますが、後ろ盾は助ける人や背景を指すニュアンスになるので、「私には後ろ盾になってくれる上司がいる」等助けとなる背景を表現する時に使えます。
〜様のお力があって初めて
つづいて、〜様のお力があって初めてです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
〜様のお力があって初めて○○を成功できましたというように使う。おかげでより強い感謝を示す
おかげでのカジュアルな言い換え語のおすすめ
友達同士で使えるようなカジュアルな言い換え語のおすすめを紹介します。

(人の名前)がいたから
まずは、(人の名前)がいたからです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
精神的な援助などがあった場合に使用するのがおすすめ。
お手柄
つづいて、お手柄です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
ほとんどの場合、カジュアルな間柄なら「おかげで」を使うと思います。すごく親しい間柄で、かつ少し砕けた感じで伝える時は使えるかもしれません。
お助け
つづいて、お助けです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
簡素な言葉ではありますが、改まった言い回しが逆によそよそしくなってしまう場合に有効です。ごく親しい間柄では問題ないです
から
つづいて、からです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「してくれたから」「してしまったから」など「から」を付けることで「おかげで」と近いニュアンスになる。
せいで
つづいて、せいでです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「せいで」は責任を他者に押し付けるような意味合いがある。望ましくない事態が成立してしまった場合に使うことが多い。
そのため
つづいて、そのためです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
結果の良し悪しという意味合いは薄くなる。なぜその結果になったか明確な時に用いる。

だから
つづいて、だからです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
より簡単な言葉で似た意味を伝えられると思います。「斉藤さんが助けてくれたから、仕事終わらせられたんだよ。ありがとう。」というように、友達や同僚に感謝を伝えたいときに使うのがいい。

だからこそ
つづいて、だからこそです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「おかげで」よりも、前後の物事がはるかにプラスな影響を受けた際に使用される。お礼を言う際は単に、「ありがとう」だけでなく「あなたが○○してくれたからこそ○○できたよ」などと、感謝の対象を詳しく表現することでより相手に気持ちが伝わる。
ひとえに
つづいて、ひとえにです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
おかげでは、皆様のお力添えでという意味を持ちますが、ひとえには、あなたのご尽力でと言う特定の人を指している言葉。
助かる
つづいて、助かるです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
助けの元になる人や結果を省略した表現になるので、一言で済ませたいときに使えます。
様様
つづいて、様様です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
MVPともいうべき功労者を指して「●●様様だな」のように使います。
様を重ねることで強い感謝を示します。
おかげでの横文字・カタカナ英語の言い換え語のおすすめ
最後は横文字・カタカナ英語での言い換え語を項目だけ紹介します。
この辺は似ている言葉となります。

- アシスト
- チームワーク
- because of
- Going out
- Thankful
- Thanks
- thanks to
かっこよく表現したい際は参考にしてください。
まとめ
以上がおかげでの言い換え語のおすすめでした。
さまざまな言葉があることがわかりますね。
微妙にニュアンスが違ったりもするので、TPOに合わせて使い分けていきましょう。
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