大立ち回りの言い換え語のおすすめは?ビジネスやカジュアルに使える類義語のまとめ!
本記事では、大立ち回りの言い換え語・同義語(類義語)を解説します。
- ビジネスで使えるきっちりした類語
- 友達同士でカジュアルで使える類語
に分けていくつかのアイデアをまとめました。
また、カタカナ・英語でかっこよく言い換えたい場合のワードもいくつか紹介します。
実際に使われているワードばかりです。ぜひ参考にしてください。
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大立ち回りとは? そもそもどんな意味か?
まずは大立ち回りとはどんな意味なのかをおさらいします。
すでに意味をご存知の方は、次の項目まで飛ばしていただき大丈夫です。
意味
まず意味は以下のとおりです。
激しく、あるいは大きい振る舞いの事。役者が演じる派手なシーンの事。大喧嘩の様子を指す言葉。
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演劇におけるアクションシーン、転じて喧嘩や乱闘を表します
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歌舞伎などで大勢が激しく争う演技。派手に喧嘩すること。
意味を全て見る
- 取っ組み合いが起こる激しい状況
- 取っ組み合いの派手なケンカをすること
- 壮絶な立ち回り、または壮絶な喧嘩や騒ぎのこと。
- 派手なアクションシーン、派手なケンカのこと
例文
つづいて、大立ち回りを用いた例文を紹介します。
この歌舞伎の見せ場のひとつに、ラストの主役の大立ち回りがある。
ヤクザに絡まれた彼は、そのヤクザと路上で大立ち回りを演じた。
例文を全て見る
- いつのまにか自分の家が大立ち回りの場所と化していてとても辛い。
- 若気の至りで大立ち回りを演じそうになりましたが、すんでのところで押し止められました。
- 昨日は、山から降りてきた猿を相手に、大立回りがあったらしいです
- 先日の送別会では、もともといがみ合っていた同期の男性2人が大立ち回りを演じた。
- 今回の演劇では、初めて大立ち回りの演技をすることになりいつもより、多くの練習が必要だと感じています。
- 幼馴染で似たもの同士の2人が些細なことから大立ち回りを演じた。
- 泥酔して気が大きくなった同僚が、見知らぬ人に対して大立ち回りを演じてしまった。
注意点(違和感のある、または失礼な使い方)
この言葉を使ううえでの注意点は以下のとおりです。違和感のある使い方にならぬよう注意しましょう。
劇などで使用する際、多くの場合は該当する演出があり、ここが大立ち回りというようなことになっているので、個人の感想で「ここは大立ち回りだった」といったような使い方はしない。
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もともとは歌舞伎の言葉。このため時代がかった表現であり、日常会話で使うと滑稽な印象を与える。
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あまり聞きなれない言葉。ほぼ使わない
注意点を全て見る
- 歌舞伎由来の言葉で、語彙の難易度は高めだと思うので、相手の反応を見て適宜説明を加えることが注意点です。
- 騒動や荒っぽさを表現する言い換えが妥当です
- 歌舞伎などの芝居で、大ぜいが激しく争う演技についても使われる。
- 現代ではあまり使わない言い回しなので、少し馬鹿にしたイメージを伴うこと。
- 一般的には「派手な喧嘩」の意味で使用されることが多い。
- 演劇用語に端を発する表現であるため、演劇やその周辺に疎い人には少し通じにくく、誰にも対しても使える一般的な表現ではない。
ビジネスで使える丁寧な大立ち回りの言い換え語のおすすめ
ビジネスで使えるフォーマルな言い換え語を紹介します。
それぞれ見ていきます。
ひと悶着
まずは、ひと悶着です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
揉め事を表す言葉です。特に過去に起こった揉め事が現在まで尾を引いているような場合に適した言い換えです
もみ合い
2つ目は、もみ合いです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
掴み合いや取っ組み合いになりながら争うことを意味する。争っている人同士が、入り乱れているような時に用いる。
活劇
3つ目は、活劇です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
動きの激しい場面中心の、映画・アクションドラマを表すのに使います。演劇・ドラマの時に使うのがおすすめです。
侃々諤々
4つ目は、侃々諤々です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
口うるさく議論することから転じて、言い争いを示すこともできます。口喧嘩とも言い換えられ、暴力に至らない揉め事を表します
抗争
5つ目は、抗争です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
漢語であるため、改まった雰囲気を伴って争いごとを指す。文化上の違いや信仰上の違いで武器を用いた諍いが起こっている地域を説明する上で、「武力抗争」というようなフレーズで用いたい。
攻防
6つ目は、攻防です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「大立ち回り」ではもみ合っている様子や大きいアクションをしている様子がどうしても滑稽に聞こえ、ビジネスの場では用いることが難しくなります。そのため、「攻防」という言葉でそれらの部分を抑えつつ、押し引きの様子だけを表現することでビジネスにも使える言葉になります。
修羅場
7つ目は、修羅場です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
激しい争いや戦いのことを「修羅場」と言う。「大立ち回り」と異なり、殴り合い以外に激しい口論などに対しても使われる。
組み打ち
8つ目は、組み打ちです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
喧嘩という意味は一緒ですが、取っ組み合って争う、取っ組み合いの意味も含まれています。試合や戦いの際に使うのがおすすめです。
騒乱
9つ目は、騒乱です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
社会的に大きな影響を及ぼす、または及ぼしかねない騒ぎのこと。国外に工場を構える企業が、その外国での工場操業における悪影響を与えそうな危険な状況について説明する上で用いたい表現である。
大乱闘
10個目は大乱闘です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「大立ち回り」は、主語の人物がケンカに勝ちケンカの被害は少ない印象を与えるが、「大乱闘」ではケンカの勝敗や被害の有無はわからない印象を与える。
大立ち回りのカジュアルな言い換え語のおすすめ
友達同士で使えるようなカジュアルな言い換え語のおすすめを紹介します。
大乱闘
まずは、大乱闘です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「大立ち回り」の大きい喧嘩や争いの様子を示した言葉で、「大乱闘」の方が若年層には理解しやすくイメージも持ちやすい言葉。
お祭り騒ぎ
カジュアルの2つ目は、お祭り騒ぎです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
こちらはどちらかと言えばめでたい言い換えになります。本来はお祭りの喧騒を意味しますが、暗喩的に騒動や揉め事を示すこともできます
殴り合い
つづいて、殴り合いです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
互いに相手を殴ることを意味する。素手でお互いのことを殴ってケンカをするような時に使う。
格闘
4つ目は、格闘です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
近距離で混乱した状態で争う事に加えて、ぴったりとくっついて戦う、非常な努力をする、エネルギッシュな試みなど、幅広い意味があります。シチュエーションに合わせて使うのがおすすめです。
言い争い
5つ目は、言い争いです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
友達同士ならこの言葉がよく使われる。言い争いをしている場面で、文字通り使われるケースが非常に多い。
取っ組み合い
6つ目は、取っ組み合いです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
元のワードは「歌舞伎での激しい争い」を想起させ、言い換え語は「互いに組み付き合って争うこと」というニュアンスです。友人同士の会話におすすめです。
大バトル
7つ目は、大バトルです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「大立ち回り」と比べ、ケンカの勝敗や被害の有無はわからない印象を与える。また本当はそれほど大きなケンカでなくとも、誇張表現として用いる。このため酒の席や笑い話に使う表現でもある。
大喧嘩
8つ目は、大喧嘩です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
二者間、または三者以上の間での激しい争いのことを分かりやすく指している。「要らない仲介のせいで大喧嘩に発展した」という風に、すでに起きていた喧嘩が他者の余計な仲介で決着させられずに悪化したさまを伝える上で、この言い換え語を使いたい。
大暴れ
9つ目は、大暴れです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
激しく暴れることを「大暴れ」と言う。「大立ち回り」とは異なり、相手がいない場合に使用されることが多い。
揉み合い
10個目は、揉み合いです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
元のワードは「派手な喧嘩」というニュアンスで、言い換え語は「双方が入り乱れて、押し合って争うこと」というニュアンスです。同僚同士の会話におすすめです。
大立ち回りの横文字・カタカナ英語の言い換え語のおすすめ
最後は横文字・カタカナ英語での言い換え語を紹介します。
こちらはリストのみとなります。
- バトルロイヤル
- アクションシーン
- バトル
- アップロアー
- ハッスル
- complain
- brawl
- fight
- melee
- quarrel
かっこよく表現したい際、参考にしてください。
まとめ
以上が大立ち回りの言い換え語のおすすめでした。
さまざまな言葉があることがわかりますね。
基本的な意味は同じでも微妙にニュアンスが違ったりもするため、TPOに合わせて言い換え語を使い分けていきましょう。
振り返り用リンク↓
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