五月雨式の言い換え語のおすすめは?ビジネスやカジュアルに使える類義語のまとめ!
本記事では、五月雨式の言い換え語・同義語を解説します。
- ビジネスで使えるきっちりした類語
- 友達同士でカジュアルで使える類語
に分けていくつかのアイデアをまとめました。
実際に使われているワードばかりです。ぜひ参考にしてください。
五月雨式とは? そもそもどんな意味か?
まずは五月雨式とはどんな意味なのかをおさらいします。
すでに分かっている人は、次の項目まで飛ばしていただき大丈夫です。
意味
まず意味は以下のとおりです。
「物事が一度では終わらずに、だらだらと続くこと」を意味する言葉です。 「五月雨」と「式」を組み合わせた言葉であり、「さみだれしき」と読みます。 五月雨の読みには「さつきあめ」もありますが、五月雨式の読みは「さみだれしき」が一般的です。
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断続的に物事が行われること。途切れながら、何度か続けて行うこと。
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物事が一度では終わらずに、だらだらと長く続くこと。
意味を全て見る
- 物事が断続的に行われること、転じて一度で終わらず、何度も続けることです
例文
つづいて、五月雨式を用いた例文を紹介します。
誠に恐れ入りますが、完成次第、五月雨式に送付いただければ幸いです。
此処数年のコロナの影響で、飲食店などが五月雨式に閉店をしている状況です。
例文を全て見る
- スケジュールの調整中のため、五月雨式になりますがご報告いたします。
- クライアントからの指示が五月雨式に送られてくるので、いつまでも形にならない。
- 指示が五月雨式で息つく間もない状態です。人員を強化しなくてはとてもじゃないですが持ちません
- 「五月雨式に申し訳ありません。」そう、取引先からメールが来ました。
- 用件がすっきりと一度でまとまらず、五月雨式にメールを送ることになってしまい、誠に申し訳ありません。
- 先日お願いした案件ですが、五月雨式に何度も何度もすいません。
- 嫌がらせをしようとしているのか、実力を試そうとしているのか、教師は五月雨式にテストを実施してくる。
- 進捗状況がわかり次第五月雨式にご連絡いたしますので、よろしくおねがいいたします。
注意点(違和感のある、または失礼な使い方)
この言葉を使ううえでの注意点は以下のとおり。
五月雨式は主にビジネスシーンで使用されることが多く、日常会話の中ではあまり使わない言葉です。
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連続するというより終わらないことを憂いた言い回し。良くない意味で使う言葉です。
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若いかたには難しい言葉かもしれません
注意点を全て見る
- 慣用句のようにつながって書き出しの挨拶として使われることがあるので、梅雨と言う意味合いの五月雨と間違えて使わないように気を付けること。
- 「五月雨式」は「さみだれしき」と読みますが、読み方がわからない人がいると事前に想定し、ルビをふるなどの工夫をすると良いでしょう。
- 5月の雨のように降ったり止んだりをなぞらえた言葉
- マイナスの感覚があることは指摘したほうがいい。だらだらと無計画に続くことのたとえで使われることが多い。
- 情報などが断続的に追加されることを指すので、内容が変化した様には使わないほうがいい
ビジネスで使える丁寧な五月雨式の言い換え語のおすすめ
ビジネスで使えるフォーマルな言い換え語を紹介します。
たびたび
まずは、たびたびです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
五月雨式は、若干慣れ親しんだ間柄のような感じがするのに対して、たびたびは万人に通用するフレーズだと感じる。取引先のクライアントに複数回メールを送らねばならないなら、「たびたび」がベター。
ひっきりなし
2つ目は、ひっきりなしです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
五月雨式は、終わることなく延々と続く様で、ひっきりなしは、前者と同じ意味ですが口語ではこちらの方をよく使います。
間欠的
3つ目は、間欠的です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
定期的に物事が起きたり、やんだりすることを指す。激しい痛みを感じたり、感じなかったりする時に用いる。
続けざま
4つ目は、続けざまです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
物事が次々と起こること。同じ事を続けて行うこと。また、そのさま。続け様に地震が起こる、続け様に得点する。
断続的
5つ目は、断続的です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
途中で途切れながらも続いているという意味になる。雨が降ったりやんだりしている時に用いる。
中断しながら
6つ目は、中断しながらです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「五月雨式」のような風流な言い方を必要としない場合、ニュートラルな語感の言い換え語を用いることができます。
途切れ途切れに
7つ目は、途切れ途切れにです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
状況に対して感情を込めずに、つとめて客観的に表現したような言葉です。一定のタイミングではないイメージです。
矢継ぎ早に
8つ目は、矢継ぎ早にです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
急いでいるのですみませんというニュアンスを伝えたいなら、「矢継ぎ早に」がいい。五月雨式にはスピード感がないが、矢継ぎ早にはある。
五月雨式のカジュアルな言い換え語のおすすめ
友達同士で使えるようなカジュアルな言い換え語のおすすめを紹介します。
ひっきりなし
まずは、ひっきりなしです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
絶え間がないこと。続けざま。ひっきりなしは日常で使える言葉です。
しげしげ
つづいて、しげしげです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
繰り返して回数多く行うさま。ひんぱん。「しげしげと、足を運ぶ」など。
だらだら
つづいて、だらだらです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
モタモタして片付かない状況に、うんざりした気持ちを込めてこの言葉に置き換えます。状況を形容する言葉です。
のべつ幕なし
つづいて、のべつ幕なしです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
絶え間なく続くことを意味する。一日中、ゲームをしている人に対して使う。
引っ切り無しに
つづいて、引っ切り無しにです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
会話を終えることなく、一つの話題に区切りがつき次第すぐ次の話題と、止まることなく続いていくことを表しています。
何度も
つづいて、何度もです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
何度もはニュートラル。五月雨式にはおふざけ感アり。軽く見られたくないなら「何度も」のほうがいいが、親しさを表現したいなら「五月雨式に」がいい。
機関銃のように
つづいて、機関銃のようにです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
こちらも「マシンガントーク」など、しゃべりが止まらない場面に用いられる言い換え言葉です。絶え間ない様子や撃ち殺すような様を言い当てるときに適しています
牛のしょんべんみてえな
つづいて、牛のしょんべんみてえなです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
その状況に完全にうんざりして、怒りを込めてこんな表現をします。気が短いおじさんが言いそうなイメージです。
続けさま
つづいて、続けさまです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「五月雨式」は、物事が連続している状態で、「続けさま」は、意味的に同じですが、前者よりも表現の仕方が分かり易く、言葉ではこちらを使う事が多いです。
途切れ途切れ
つづいて、途切れ途切れです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
元のワードのニュアンスに比べて、同じワードを繰り返すことで何かを強調していることがわかります。こちらが催促をするときに使えるワードです。
五月雨式の横文字・カタカナ英語の言い換え語のおすすめ
最後は横文字・カタカナ英語での言い換え語を項目だけ紹介します。
この辺は似ている言葉となります。
- インターミッテント
- シームレスマシンガンエンドレスコンボ
- ネバーエンド
- rapid succession
- in a row
- in a piecemeal fashion
- May rain ceremony
- in an intermittent manner
- repeatedly
かっこよく表現したい際は参考にしてください。
まとめ
以上が五月雨式の言い換え語のおすすめでした。
さまざまな言葉があることがわかりますね。
微妙にニュアンスが違ったりもするので、TPOに合わせて使い分けていきましょう。
振り返り用リンク↓
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