由来の言い換え語のおすすめは?ビジネスやカジュアルに使える類義語のまとめ!
本記事では、由来の言い換え語・同義語(類義語)を解説します。
- ビジネスで使えるきっちりした類語
- 友達同士でカジュアルで使える類語
に分けていくつかのアイデアをまとめました。
また、カタカナ・英語でかっこよく言い換えたい場合のワードもいくつか紹介します。
実際に使われているワードばかりです。ぜひ参考にしてください。
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由来とは? そもそもどんな意味か?
まずは由来とはどんな意味なのかをおさらいします。
すでに意味をご存知の方は、次の項目まで飛ばしていただき大丈夫です。
意味
まず意味は以下のとおりです。
その物事の元々の始まり、または始まるもととなった事柄。
—
物事がそれを起源とするところ。また、物事が今までたどってきた経過。
—
古くからある物事が今までに経て来た筋道、元来。
意味を全て見る
- 人や事物の源になっているもののこと。
- 物事の始まりの事、発祥。
- 何かが現在の状態や形になるまでの歴史や経緯、または何かが生じる原因や理由
- 現在に至るまでの道のりや過去に起こった物事をまとめたもの
- 物事が起こり始まる事。
例文
つづいて、由来を用いた例文を紹介します。
あなたの名前の由来について、私に詳しく教えていただけませんか。
あの山が神聖な山として祀られるようになった由来を調べましょう。
例文を全て見る
- この町の名前の由来は、江戸時代の領主の娘の名前によるものだ。
- 気になる言葉を見つけた時には、その由来となった話も一緒に調べることにしている。
- その良からぬ噂は何の事実に由来しているかが分からないので、ライバル会社が悪意をもって広めようとしたフェイク情報だろう。
- 私の名前はお父さんが好きなバンドの曲名から由来して名付けられた。
- あの言葉の由来は明確には分かっていませんが、複数の説が存在しています。
- このような仕組みになったのも効率化が目的でもありますが風土や地域性にも由来しています
- 来月から新商品が出ます。この商品名の由来は、万葉集に出てくる言葉から来ています。
- 私たちは、彼の行動の由来を知るために、彼の過去を調査しました。
注意点(違和感のある、または失礼な使い方)
この言葉を使ううえでの注意点は以下のとおりです。違和感のある使い方にならぬよう注意しましょう。
広義で解釈できる語なので、伝えたいニュアンスとは違う解釈をされることもあります。
—
「由来する」というように動詞として使うことがあるけれど「由来される」と受け身では一般的には使わないので注意する。
—
「由来」は何か関係のある言葉と共に使うことが多く、関係のない言葉を「由来」として間違って使うと誤解を招くため、使う際には入念に調べるなど注意が必要。
注意点を全て見る
- 由来するという動詞でも使えるものの、意味の性質上から命令形では使えない。
- 物事の始まりから現在までの経過に対しても「由来」が使われる事があり、ただ単に物事の始まりの事の場合は「元祖」や「最初」のような言葉を使うと良いです。
- 物事の由来には、歴史的背景や文化的背景が含まれるため、誤解や偏見を招くことがある。
- 時間経過や歴史などに関係する言い換えが望ましいです
- 物事が今までたどってきた経緯や、元になる部分。
- 「由来」は、物事の起源や背後の経緯を表現する際に使用される言葉なので、例えば、「始まり」と言うと、単に事物の起源を指す意味合いが強まり、経緯や由来の要素が薄れる。
ビジネスで使える丁寧な由来の言い換え語のおすすめ
ビジネスで使えるフォーマルな言い換え語を紹介します。
それぞれ見ていきます。
起源
まずは、起源です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「由来」はある物事がどこから来たのかを表し、「起源」はある物事が最初に現れた時期や状況を表すという違いがある。
発祥
2つ目は、発祥です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
何かが誕生した場所という意味を言い表したい場合は、「発祥」といった言葉に置き換えた方が、伝えたい意味合いが正確に伝わりやすいです。
発端
3つ目は、発端です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
何らかの出来事の起こるきっかけを専ら指す。「事件の発端は、社長が自分のひいきにしている社員の給料を不当に上げたことだった」という風に、悪い出来事を誘発したことに言及する上で役に立つ。
来歴
4つ目は、来歴です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「由来」はそのものの起源に重きをおいているニュアンスがあるが、「来歴」はそこから現在に至るまでの流れ自体にフォーカスが向いているので、起源よりも流れについて言及したい際におすすめ。
原点
5つ目は、原点です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
長さを測る時の基準となる点。物事を考える時の出発点。物事の始まりや基準、根拠となるところ。物事の出発点。
淵源
6つ目は、淵源です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
何らかのものの根源を示した、大変改まった言葉で、文章向きの言葉である。「東洋医学の淵源をたどる」という風に学問の始まりを探るような表現の文言で織り交ぜたい語句である。
経緯
7つ目は、経緯です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
ことの成行きやそれに伴う様々な事情を意味する。何か問題が起きた際に「このような事態に陥った経緯については…」というような使い方をするのがおすすめ。
履歴
8つ目は、履歴です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
由来ほどのその起源となったものに重きを置いていません。比較的短い期間の話をするのであれば履歴で充分です。
事由
9つ目は、事由です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「由来」が物事の起源にフォーカスがあるのと比べて「事由」は現在起こっている物事の原因に重きが置かれているニュアンスがあるので、原因を説明したい際にはこちらの方がおすすめ。
歴史
10個目は歴史です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
由来となった出来事が、時代を遡るほど昔であるならば、それは歴史と言い換えても良いです。非常に重々しい印象を与えます。
由来のカジュアルな言い換え語のおすすめ
友達同士で使えるようなカジュアルな言い換え語のおすすめを紹介します。
いわれ
まずは、いわれです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
物事について、一般的に言われていること。物事の意味、特に物事の元、根拠になっている部分。起こりやいきさつ。
始まり
カジュアルの2つ目は、始まりです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「始まり」や「起こり」といった表現は、より汎用性が高い表現のため、子どもや日本語や不慣れな人にも意味が伝わりやすいです。
ルーツ
つづいて、ルーツです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「由来」はある物事の語源や起源を表し、「ルーツ」はある人や物事の本来の所属や起源を表すという違いがある。
わけ
4つ目は、わけです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「由来」よりもよりシンプルで堅苦しくなく汎用的に使えるので、友達同士の日常会話やメッセージで使うのにおすすめ。
経緯
5つ目は、経緯です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
物事がどのように始まって、どのような経過をたどり、最終的に現状へと移ったのか。一連の推移を現す言葉。
成り立ち
6つ目は、成り立ちです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
フランクな言葉ではあるけれど、物語や建物などの出来上がるまでの過程というニュアンスがあるので、何かの出来上がり過程や事情について友達に説明したい際におすすめ。
元は
7つ目は、元はです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
初めはという意味で物事の初めが「由来」です。「元は小さな駄菓子屋だったが、少しずつお菓子の専門店に成長していった」のように使うと良いです。
最初は
8つ目は、最初はです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
初めはという意味で物事の初めが「由来」です。「最初はこんなに部屋が散らかるとは思わなかった」のように使うと良いです。
過去
9つ目は、過去です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
非常に単純な言葉ですが、友人間での話であれば重々しい感じを出さずに「過去」と言った方がよく伝わる印象です。
どこからきた
10個目は、どこからきたです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「由来」はある物事の語源や起源を表し、「どこからきた」は物事や人物がある場所から来たことを表すという違いがある。
由来の横文字・カタカナ英語の言い換え語のおすすめ
最後は横文字・カタカナ英語での言い換え語を紹介します。
こちらはリストのみとなります。
- ルーツ
- オリジン
- オリジナル
- roots
- origin
- beginning
- cause
- source
かっこよく表現したい際、参考にしてください。
まとめ
以上が由来の言い換え語のおすすめでした。
さまざまな言葉があることがわかりますね。
基本的な意味は同じでも微妙にニュアンスが違ったりもするため、TPOに合わせて言い換え語を使い分けていきましょう。
振り返り用リンク↓
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